祈りの日

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各地で祈りの時が持たれた一年目の日に、先にお知らせしたように、Naluと私は「響き合う詩と音楽の夕べ」に参加させて頂いた。詩人たち音楽家たちがそれぞれの表現で心を込めて祈りを届けた。

昨年、ニュージーランドで日本の震災を知って大きな悲しみと共に帰国してから、自分にできることは光の雫の音を放つことしかないと作曲した「音の雫」、そしてエルネスト・カーン氏の詩を作曲した「My letter to the Universal Peace」などを演奏した。

今回の集まりを企画してくれた和久内明さん、エルネスト・カーン氏は一昨年広島、長崎の原爆忌での演奏の際からのご縁だ。ドクター・カーンは医師団でノーベル平和賞を受賞したこともある方で、日本へもいつも思いを寄せてくださっている温かいお人柄の方。カーン氏が折鶴に共鳴しているのでそのような曲をと依頼されたことがきっかけとなって竹浪明さんの俳句から「折鶴」を作曲した。聴いてくださった後にカーン氏が送ってくれたキスとハグの温かみは忘れられないぬくもりとして今もある。詩人の彼が「まかなの音楽は素晴らしい詩だよ」と言ってくれた言葉もかけがえのない宝物だ。その後メールで送ってくれた詩の中から選んで作曲したものを今回演奏した。

最後に演奏した「沈黙の言葉」(銀河鉄道の夜より)は震災後に出会った素晴らしい曲でレクイエムとして演奏してきたものだ。Naluの祈りのディジュリドゥから始めて私たちの思いを天へ地へと繋げた。

CDをお求めくださった方ありがとうございました。そのまま義捐金として被災地へと送られます。

海外の友人たちからは、11日は蝋燭を灯して祈ったというメールが届いている。世界各地で日本へ思いを寄せながらのひとときが持たれたらしい。
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# by makanaluon | 2012-03-12 07:31 | 演奏 | Comments(0)

花の揺り籠

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ようやく春めいてきましたね。暦の上では啓蟄も過ぎて、虫さんたちも春の目覚めです。

竹浪明さんの写真&俳句集「花の揺り籠」は、花と虫たちを優しい眼差しで捉えた素晴らしい作品集です。その中より6句を選んで作曲させて頂いて、様々な場所で演奏を重ねてきました。又、竹浪さんが美しい映像で製作してくださったYouTubeでもおなじみの曲です。

この写真はさしずめ、Nalu版の「花の揺り籠」と言えるでしょうか。上は我が家の近くで、下はイギリスの友人宅で撮ったものです。

毎年春先に呼んでくださる八王子の小学校ではお母様たちの絵本の読み聞かせに合わせてのライアー即興と演奏をさせて頂いていますが、先日「花の揺り籠」を演奏してきました。この曲は、竹浪さんの俳句の中に詠まれている虫を6匹選んだことから、子供さんたちにはとても喜んでもらえます。岡山の保育園では演奏の後で「蜂、てんとう虫、蝶、蟻、蜘蛛、とんぼ」全ての虫たちを覚えて言ってくれていたことには驚きました。

実は以前にもこの小学校でこの曲を演奏したことがあったのですが、その時に皆さんからとても楽しい感想を頂きました。

「花のゆりかごは音楽を聞いているだけでどんな虫が出ているのかがそうぞうできました。」「「春の虫」(←ち、ちがいまーす!虫の印象が強かったんでしょうね。)という曲も自分で作曲したんですよね。あれも、歌声とライアーの曲がまざっていてとてもすてきなえんそうでした。もう一度聞きたくなりました。」「花のゆりかごはとくにいい音がしていて、すごいなと思いました。いまでも花のゆりかごの曲は大好きです。」「ぼくは、まかな瑠音さんが作った曲の「花のゆりかご」というだいめいの曲はすごくいい曲でした。ぼくはすごく気に入りました。」

と言うように、この時は4年生一人一人がお手紙を書いてくださったのでした。

皆さんそれぞれの春が楽しく膨らんで行きますように♪
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# by makanaluon | 2012-03-09 07:41 | 演奏 | Comments(0)

音楽ワークショップ(御殿場)

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hinaちゃんが粘土を丸めてぽんぽんと置いてこんな風に並べてみた作品です。何だかとってもリラックスした気分になれますね。ワークの場でもいつも明るさをもたらしてくれるhinaちゃんです。

(今月のワーク)
mitsukoさんの踊る「ひなまつり」と「春よ来い」が春ののどかさを繰り広げてくれながら始まりました。そして4日が誕生日だというeikoさんのために「ハッピーバースデー♪」も皆で歌ってお祝いしました。

you君がいつにない集中力でたっぷり長いこと太鼓を叩いて、表情もかっこいーい!keikoちゃんの持っていたマレットを取り上げてしまったり、eikoさんを押しのけてまで叩いていたけれど、、、そんなことも何となくオッケーになって進んで行けるのは御殿場コロニーの場だからこそ。何度も何度も太鼓へと歩み寄って来る積極的なyou君はかつてなかったことだったのでその心意気の方を嬉しく受け止めましょう。その昔、ただ何もかも放り投げるだけだったyou君から時を経て、自分用に小さい太鼓を持つことをきっかけとしてここまで変化して来られたことを思うと感無量です。今回はピアノも随分長いこと弾いて、弾き終えると満足そうに自分で拍手してましたね。

nobukoさんは先生が体育館に連れて来てくれた時は、体がぐにゃぐにゃで歩けなかったのに、先生が去ったら、、、あれ~、一人でしっかり歩き回っちゃった。kyohei君は穏やかな表情をしながら体中で音や雰囲気を感じて心地よさそう。ミッキーマウスマーチもしっかり太鼓で叩きました。

今回はなぜかいつもより、皆のピアノ演奏にそれぞれくっきりとした立体感を感じられました。takafumi君の奏でるメロディは明るい色合いも帯びてとてもすてきでした。終わった途端にharumiちゃんがにこやかな笑みと共に拍手を送ってました。

2日間とも寒かったけれど、体育館の中は皆の笑顔で一杯でした。今回は又いつもと一味違って、深くじっくりと一人一人が輪郭を持って表現してくれたようでした。わーーっと盛り上がるのもよし、穏やかにゆらゆらするのもよし、、、季節の巡りとその時々にやって来る人たちと人数によって様々なひとときが展開されます。

余談ですが、ランチには綺麗なひなまつりケーキが付いていてラッキー!おいしかったー♪
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# by makanaluon | 2012-03-04 06:57 | ワークショップ | Comments(0)

作曲

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初めて作曲らしきことをしたのは小学校の音楽の授業の時だった。8小節の簡単な曲を作ってみるということだったが、今思うと五線譜の上だけで音をイメージして載せて行くなどということは、例え高学年であっても楽器を習ったことのないものたちにとっては難しい課題だったのではないだろうか?

私はあっと言う間に一曲を書き上げて先生の所へ持って行くと「もう一曲書きなさい。」と言われて又すぐに仕上げた。次に先生は「まぁ、、では調性を変えた曲を、、、」と言ったのでそのようにして三曲目を持って行った。「うーん、すぐにできちゃうのねぇ、、それなら歌詞を付けてみたら、、、。」と言ったので、その授業の時間内に4曲作った。あまり何も考えずに作曲したが、「楽しかった」という感覚は今でも残っている。

それからは作曲よりもただただピアノを夢中で弾いたり、何かの伴奏を考えることが楽しくてしょうがなかった。そのうち、高校の音楽の授業で、16小節の曲を作る課題が出た。これはもう勢い込んで複雑な和音や派手なフレーズなども盛り込んで、非常にややこしい曲を書いたと思う。先生の評価は「多くの要素を入れすぎ。」だった。確かにかなり欲張って何もかも盛りだくさんに書き込んだものだ。

この二つの作曲の体験は今でもしっかり私の中に息づいている。特に、高校の先生の評価は今でも毎回思い出す。ライアーはシンプルに響かせることが大切なので、いかに音を引き算していくかが重要だ。

話は変わるが、この写真を見ると何とな~くカフカの「変身」を思う。ある日目覚めたら虫になって、、、ど、どうしよう、、音符の上を這いまわり、、、。私が夏に岡山、愛媛と演奏をしている間にNaluが撮影したのだが、このカナブンをわざわざ置いたのではなくて、プレリュードの楽譜の書かれたこのカードの紙を色々な場所で撮っているうちに、この時たまたまここに飛んで来たと言うことらしい。

作曲しながらメロディを辿って行くうちに、こちらの意図とは別に思いもかけない音がやって来る。自分の内側から立ち上ることもあれば、遥かから訪れてくることもあるし、たまたま指が間違えて触れた音や和音が意外にもすてきな展開を見せてくれることもある。こんなひとときが、かけがえのないギフトの時間だ。
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# by makanaluon | 2012-03-01 15:14 | 日々のつれづれ | Comments(0)

一年が巡って

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やがて一年が巡ります。その日、Naluと私はニュージーランドにいて、日本で起きたことをマオリの人から知らされました。繰り返し流される断片的なテレビの映像に言葉を失い、とてつもない悲しみと重い心を携えて帰国しました。その三日後、既にその時に計画されていた「支援のための集まり」に、詩人、音楽家たちと参加してそれぞれの表現を持って共に祈り、その時にいらしてくださった皆様から寄せられたものを、CD、本をご購入くださった分と合わせて義捐金として被災地に送らせて頂きました。

そして再び、むさしのルーテル教会の場をお借りして集うことになりました。詩人たちは言葉を届け、音楽家たちは祈りを込めて奏でます。私は、震災後にレクイエムとして演奏してきた曲などを弾きます。皆様もどうぞご参加ください。

『東日本東部大震災、原発被害一周年、哀悼・追悼支援集会 ~3.11響き合う詩と音楽の夕べ~』

2012年(平成24年)3月11日(日) 

午後4時(開場3時45分)~午後6時

入場料:無料

場所:日本福音ルーテル むさしの 教会

〒167-0022 東京都杉並区下井草1-16-7

【連絡先】電話(03)3339-3422 表現創舎オフィスわくないあき

FAX(03)3339-3421
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# by makanaluon | 2012-02-23 06:10 | 演奏 | Comments(0)

ギフト

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マオリの友人たちがくれたギフトをモビールのようにしてみた。彼らからのギフトは以前にアップした大きなマオリの笛のようなものは特別だが、殆どは自然界にあるものをその時々のタイミングで差し出してくれる。下げてある物をぶらさげてあるのは流木。「これはいいよ。」と独特の感覚でみつけながら海岸で拾って渡してくれた。確かに、形、カーブなどが絶妙だ。貝殻、羽、石、、、自然界のそれぞれの物に宿っているスピリットと交流しながら日々を送っている。渦巻き模様はエネルギーの流れのシンボルとして、マオリのデザインにもよく使われているが、この形のものを浜辺でみつけた9歳の少女レアが「これはマオリのシンボルだから旅の守護として持って帰るといいわ。」と言ってくれた。一番右の赤い物は、ツイというビールの蓋。ニュージーランドにしかいないツイという鳥の絵が描いてある。

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このカヌーはレアが作ってくれた。モビールはCD「The Memory of Aotearoa」のジャケットに、カヌーはディスクに載せた。Aotearoaはニュージーランドのことを表すマオリ語で、白く長くたなびく雲という意味だが、この島の空には実際そういう雲が浮かんでいるのは地形のせいか?

ギフトのことをマオリ語でKOHAという。コハは単なるギフトとより、もう少し深い意味があるようだ。うまく訳せないのだが、説明してくれたことを要約すると「私たちの背後の宇宙の源にある豊かさを受け取って、それを通して何かを手渡すと又それが宇宙の源の豊かさにかえっていくという循環になる、、、そして、誰かに親切にしてもらった時にそれをその人にお返しするばかりでなく、又誰か他の人に手渡すように親切にしていくとそれが循環して巡っていく、、」というようなことらしい。

How much is it?というやりとりは個人的な関係の中では見られない。何かを差し出してもらったら、何かをコハとしてお返しする。物でも何でも気持ちを表せばよい。「基準などない。」ときっぱり言う。今はお金が包まれることもあるが、もちろんむきだしではなく、彼らの編む小さな籠の中に入れたりしながら、そっとさりげなくなされていく。

籠は聖なる植物を使って様々な形に編んでいくのだが、時にはライアーを演奏したお礼に籠を頂くこともしばしばある。
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# by makanaluon | 2012-02-18 07:30 | 海外&ライアー | Comments(0)

佳き日に

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2月12日、 竹浪明さんと松岡芽ぶきさんがご結婚なさいました。これは、昨年の秋にお二人揃って初めて我が家にいらした時にテーブルの上でお迎えした小さな薔薇です。

お二人とも私の大好きな素晴らしいアーティストです。これまで竹浪さんの俳句、詩を作曲させて頂きながらライブなどでコラボを重ねることができたのはエキサイティングで楽しい体験でした。さらに芽ぶきさんの個展で、水が流れるようなラインと美しい色合いの作品の展示された空間で、ライアーの音の粒子を放って行けたしあわせ感の余韻は今もなお私の中に漂っています。

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これは昨年12月23日、アートイマジンギャラリーでの演奏の際に芽ぶきさんがくださった薔薇です。

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そして、頂いた日から既に51日もたったのですが、ウェディングの日の朝の光の中で、まだこんなに元気な姿のまま、お二人を祝福しているかのようでした。

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そしてこの薔薇からインスピレーションを得て曲が生まれて、お二人のセレモニーの際にライアーに載せてお届けすることができたのは光栄なことでした。

竹浪さん、芽ぶきさん、おめでとうございます!きっと、これからもすてきなハーモニーが彩り豊かに奏でられていくことでしょう♪

そして皆さんも、しあわせにハッピーバレンタインズデー♪♪♪
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# by makanaluon | 2012-02-09 15:07 | 日々のつれづれ | Comments(2)

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