再び足利にて

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先月は、開倫ユネスコ協会10周年記念式典で演奏させて頂いたが、このたびは「ポエム・エッセイ・童話・デザイン大賞授賞式」にお招き頂き、再び足利を訪れた。先月の記事はコチラ

渡良瀬川を渡って歴史のある街並みをゆっくり歩きながら日本最古の学校である「足利学校」を訪れた。雨上がりのしっとりと静かな佇まいを味わいながら、紅葉を楽しむ。鑁阿寺では黄金色に色づいた見事な大いちょうに大感激!今年は紅葉が遅かったためにたっぷりと晩秋の風情を楽しめたのはラッキーだった。空気が澄んで冷たかったせいか、赤城山も先月よりくっきりしていたし、周囲の山々の向こうにすっかり雪をかぶった浅間山が美しかった。

吉甲堂を営む木村幹衛さん(84歳)が書かれた「童謡」の作曲が出来上がったので店を訪れた。大変喜んで頂き、できたてほやほやの歌をご一緒に口ずさんでくださった。合気道の師範でもいらっしゃるのでたくさんの貴重なお話も伺えた。「合気道は闘わない、、、相手を受け入れて仲良くすること、、、音楽と同じでリズム、ハーモニーが大切、、、力を抜く、、、人のチカラを利用すると対立が生まれて闘いになってしまう、、柔らかさ、優しさがある上での強さ、、、」など大切なことのお話の数々に共鳴しながら心に刻んだ。軽やかな立ち居振る舞いで色々お心遣いを示してくださった奥様(81歳)が別れ際に「これからも深くお付き合いしてまいりましょう。」とおっしゃった言葉が胸にしみた。上品な色合いのすてきな陶製のネックレスをプレゼントしてくださったが、翌日の演奏の時の服装にあまりにもぴったり。それにしてもほんの三週間前に初めてお会いしたご縁から、あっという間に曲が生まれてしまったことに不思議な驚きの感慨がある。

大賞を受賞した小中学生たちからまっすぐに向けられてくる眼差しの中ので演奏は、それぞれの知恵と感性を豊かに育むことができる土壌が健やかにありますようにと改めて願わずにはいられないひとときだった。演奏を聴いてくださった方々が、口々に感動を伝えてくれたことが何よりも有難く嬉しかった。「もっともっと、ずっと聴いていたかった、、、」と表現してくださった作家の馬里邑れい先生、「『虹の環』のような曲は何だかほっとするんですよねぇ。」としみじみ伝えてくださった開倫ユネスコ協会の方など、皆さんの言葉の一つ一つが宝物のように温かく残っています。

ライアーの音色を二ヵ月続きで足利の地で響かせ、分かち合うことができてとても幸せでした。お世話になった方々に心から感謝です。
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# by makanaluon | 2011-12-12 08:33 | ライアーとの旅(日本) | Comments(0)

こたつの似合わない猫たち

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実は常滑の猫をアップした辺りから、ボクもアタシもとざわざわ騒ぎだしたんですよねぇ。招き猫が呼んだに違いない。遂にずらずら登場しちゃいましたぁ。まず、オランダの友人リダの猫ガイア。カメラを向けるとじーーっとみつめるのよね。庭には動物園のオリのように大きくて贅沢なおうちがあります。

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おっ、ナナイ、かっこいいじゃなーい。でも本当はシャイだからすぐ隠れちゃう。ほらほら、出ておいでったら。オーストリアの友人ダグマーの猫。

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何となーく煉瓦が似合うのはやはりイギリスの猫だから??友人ジュディスの飼っていたパンドーラはいつもここでぬくぬくひなたぼっこ。そして毎朝、屋根を伝わって二階の私の部屋の外で鳴く。窓を開けるとそっとお布団に忍び込んで喉をゴロゴロさせながら一緒に寝るのが日課だった。ジュディスは「夜の間どこを歩いているかわからないんだからベッドに入れちゃだめよ。」って言うから、ナイショナイショ。再会のたびに私を見つけると、おもむろにぐーーっと伸びとあくびをしてから挨拶しに近づいて来るのが何だかおかしかった。日本からはるばる来ているんだし、ん、もう、久しぶりなんだから早くいらっしゃいってばぁ。うーん、なかなか犬のようにはいきませんなぁ。

今は天国に行ってしまったパンドーラのこの写真はCD「イングランドの風」のディスクに載せたもの。あったかいぬくもりの思い出をたくさんありがとう。

ってなわけで、こたつじゃなくて暖炉の前でくつろぐ猫たちのお話でした。私が、こたつ大好きな三匹の猫と一緒に暮らしていた頃のお話はコチラ
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# by makanaluon | 2011-12-08 18:51 | 日々のつれづれ | Comments(0)

常滑にて

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紅葉を楽しみながら常滑へとドライブ。毎年、前日まで雨を心配するのですが当日はいつも「ひだまりコンサート」の名にふさわしく気持ちの良い日差しに恵まれます。

音楽ワーク、コンサート共にたくさんのご参加を頂いてなごやかで温かい時間が過ごせました。年々輪が広がって嬉しい限りです。いらしてくださった方々、CDをお求めくださった方々、本当に有難うございました。はるばる岐阜や長野からも足を運んでくださった方たちもいます。えっと、この所なぜか「常滑ってどこ?」って随分聞かれちゃったんですが、、、すぐにピンと来ませんかねぇ。愛知県ですよ。かの常滑焼で有名でーす。

音楽ワークでは色々な楽器を体験してみました。トーンチャイム、グロッケン、ディジュリドゥ、せせらっこ、、、。最年少参加の三ヶ月の坊やはオーシャンドラムの波の音で一気にすやすや。

コンサートはあれこれ盛りだくさんでしたが、毎回人気の絵本&ライアーのひとときに子供たちは真剣なまなざしで聞き入ってくれました。今年の全員合唱の「ふるさと」は格別、それぞれの中に感極まったものがありましたね。そして「虹の環」で皆さんが持って揺らしてくれた布が本当に綺麗でした。

ここでの休憩時間はとっても優雅でスペシャルなんです。贅沢なことに、おいしいお抹茶と和菓子を出して頂けるのです。さすが常滑ならではと言えども、何十人分もの風情のあるお抹茶茶椀がたった一軒の家から運び込まれて来るというだけでも驚きです。今年の和菓子は美しい紅葉を思わせる彩りのものでした。いつも多大なお力添えをしてくださるkeikoさんには心から感謝です。お蔭様でひとときの豊かさがぐんと違います。

ライアー響会で出会った名古屋の友人masaakiさんも来てくれたので、演奏をお願いしました。コンサートライアーと又違ったアルトライアーの響きのバッハは今の時期にもふさわしく聖なる味わいがありました。

soul artist YUKIさん(HP)の描かれた優しいパステルトーンの絵があちこち展示されていましたが、場に柔らかい波動を放ってくれました。YouTube「花の揺り籠」を見ながらイメージして描いてくださったという絵も私の好きな色合いですてきですが、もう既に我が家のスペースにすんなりなじんでいます。

さて今週末は足利です。これは「えっ、どこ?」なんて聞かないですよね。一応念のために、栃木県ですよ。というわけで年末もライアーと共に旅が続きます。
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# by makanaluon | 2011-12-05 16:12 | ライアーとの旅(日本) | Comments(0)

アートイマジンギャラリーにて

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国立駅近くのアートイマジンギャラリーでのクリスマスイベントのお知らせです。

12月23日(金) 18時半~19時45分 竹浪明さんの作品上映&演奏 入場料 大人1000円 (シニア 中学生以下500円)
           17時半からのキャンドルパーティ(交流会)は無料。

アートイマジンギャラリーのHPはコチラ

ここでの演奏も回を重ねて、もう5回目です。ライアーならではのクリスマスサウンドをお聴きください。アーティストたちの交差点のようなスペースなので色々な方々との出会いも毎回楽しみです。右脳刺激のチャンス!新曲と共に新楽器(?)も初披露しますのでお楽しみに~♪
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# by makanaluon | 2011-12-02 21:04 | 演奏 | Comments(0)

銀杏

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我が家を出た所の道は「銀杏通り」と名付けられている。今年は11月も暖かかったので例年より色づくのが遅かった。

銀杏はヨーロッパにはあまりないので彼らには特別な思いがあるらしい。「オランダには一本だけあるのよ。それはそれはとても素晴らしいの。」と言った友人。オーストリアの友人は「僕の家の庭に一本あるんだよ。」と嬉しそうに言うのでどのくらいの高さか聞いたら、腰くらいまでを示していた。

もう一人、オーストリアの友人は日本に来る前に「日本の真珠を手に入れることが長い間の夢、、、。」と言った。そうか、、、真珠は私たちにとって当たり前にたくさんあるけれど、日本特産の一つ、、、と今更ながらに思い出した。運よく良い真珠ディーラーを紹介してもらえて無事ゲット。程よい大きさの粒のネックレスと、ブレスレットは三連でと注文してすてきに仕上がった。ディーラーさんが綺麗な西陣織の入れ物をくれるというので彼女が選んだのは迷わず銀杏の模様。友人たちのおみやげに買った真珠もやはり銀杏の模様のものに入れてもらっていた。

色の美しさももちろんだが、銀杏の葉の独特の形に魅せられるらしい。ヨーロッパではいきなり寒い冬が来るので木の葉が色づくというより、茶色に枯れてしまうようだ。

改めて日本の季節の移ろいは素晴らしいと感じるこの頃だ。先日、足利での演奏は、開倫ユネスコ協会10周年と震災復興祈念の会でもあったので「被災地にも美しい四季がありますように」という祈りを込めて「四季」(CD「銀河の岸」に収録)という曲を演奏した。まちださがみユネスコ顧問 野々村日出子さんの短歌より春夏秋冬を選ばせて頂いて作曲したものだ。
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# by makanaluon | 2011-11-29 13:30 | 日々のつれづれ | Comments(0)

まもなく常滑へ

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「常滑散歩道」の入り口にはこんな招き猫がいます。道沿いの壁にはアーティストたちのネコ焼き(?)の作品がずらーーっと並んでいるのでそれを一つ一つ眺めているだけでも楽しい。煉瓦の煙突、木の黒塀、屋根瓦が風情のある街並みを歩いて行くと、途中のお店にネコ焼きならぬナマネコさんが、、。陶器を壊してしまわないのかと心配になるのですが、お店の方によると大丈夫らしいです。いいこ、いいこ。

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常滑焼が道にも壁にもほどこしてある細い坂道を昇ったり降りたりしながら昔ながらのお団子屋さんでひとやすみ。懐かしい日本情緒がたっぷりの散歩です。

12月4日(日)は常滑での音楽ワークショップ&コンサートです。コチラをご覧ください。毎回新しい出会いがあると共に少しづつ輪が広がって行くのが嬉しい限りですが、最初から欠かさずいらしてくださる方たちもいます。子供たちの健やかな成長に出会えるのもひとつの楽しみです。ここでのコンサートは年齢層がとても広いのが特徴です。赤ちゃんが泣き声も立てずに長時間すやすやだったこともありましたね。

さて今年はどんなひとときになるでしょう。新曲もたくさん用意していますし、珍しい楽器も持って行きますよ。
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# by makanaluon | 2011-11-26 06:46 | ライアーとの旅(日本) | Comments(0)

ユウキ君へ

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ユウキ君、あなたが逝ってから丁度10年になります。世界でも症例の少ない難しい病を抱えながら並外れた度量でそれを受け入れて、その時々変化していくあなたにとっての「今」をいかによりよく生きるかを明快に選択し続けて見事に生き抜きました。

私に対してはいつも正直に思いを語ってくれたあなたの問いかけに十分応えきれなかったものの、まっすぐに信頼してくれていたことに改めて感謝の念が湧きあがります。

初めてここに来てくれた時、既に片方の視力を失っていましたが、運動神経抜群のあなたが道から門までの階段を軽やかにトントンと昇って来た姿を覚えています。

リビングに入るとあなたはいきなりハープへ向かって行って「弾いていいですか?」とさわやかに弦をすべらせました。ギターを弾いていたので大きい楽器でも「弦」に対しての恐れもなくとても自然でした。その後私の弾く曲に静かに耳を傾けてくれましたね。

それから一年と三ヵ月、、、何回もの手術に耐えながらも病の進行を食い止めることはできませんでしたが、それでも「元気な重病人」と自ら称していつも独特のユーモアと明るさを振りまいてくれました。

11月になるとあなたが最後にここへやって来てくれたことを思い出します。遂に両目の視力を失い、物を飲み込むことも声も出すのもやっとの状態と激しい痛みの中にありながらここへ来たいという意志を伝えてくれたことを今更ながらに感慨深く思い起こしています。

あの日、朝から窓辺のサンキャッチャーがたくさんの虹色の光を天井にも壁にも放っていました。皆で支えながら階段を昇り、そしてあなたが到達したかった我が家の三階にある「セッションルーム」に行き着くまでにはあまりにも大変な時間と労苦を要しましたがあなたの意志は最後まで変わりませんでした。

ひとときを一緒に過ごした後、絞り出すような声ではあったけど、さらりと「又来ますよ」と言ってくれたことも実に驚きでした。でもそれはかなうことはなく、まもなく迎えようとする24歳のお誕生日を目前にしてあなたは旅立ちました。最期まで嘆くことも愚痴ることもなく、生きる希望を決して捨てない前向きさを周りの皆に見せてくれました。

あなたを見送った二日後の真夜中、突然ハッと目が覚めると真っ暗なはずの部屋が淡い白い光に満たされていました。あまりにも優しい、微細な光の粒子に呆然となりながらも、あなたが会いにやって来てくれたことがわかって、とめどなく涙があふれました。

お母様があなたの形見としてくださったペンダントを胸に、Naluと共に日本を世界を旅しています。あなたの行きたかったアリゾナの隕石をデザインしたものなのですね。その後、ニュージーランドのある場所で突然私の部屋のドアを叩いた見知らぬ女性が「あなたとは、なぜかお話したかったのよ。」と言うのでしばしの語らいをしました。彼女はアリゾナからやって来た人でした。ペンダントを見せながらあなたの話をそんな所ですることになるとは思いもかけないことでした。

今年もあなたの命日を前に、素晴らしいお仲間たちが集いました。皆パパとママになって子供たちもすくすく育っていますよ。お墓の前でそれぞれの思いを込めて手を合わせました。

あなたがオーストラリアから持ち帰ったディジュリドゥはNaluが色々な場面で吹いています。(写真はコチラ

共に過ごした時間の中であなたが残してくれた大切なこと、示してくれたことは今も皆の中にしっかりと息づいています。ユウキ君、あなたに会えてよかった。もう一度心から有難う。
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# by makanaluon | 2011-11-22 09:49 | 日々のつれづれ | Comments(0)

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