ウナ マリポサ エスカパ(蝶逃げる)

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ジョーダンからコマが二回出たっ!それまで英語、ドイツ語、フランス語での詩や俳句から作曲したものがあったので「ベアトリーチェの句をイタリア語でなーんちゃって。」とふと漏らしたことから一回目のコマが出て竹浪明さんのイタリア風な背景の俳句を作曲したのが「Mia Beatrice」(CD「銀河の岸」に収録)。こうなったらお次は「スペイン語だ!」と調子に乗ったが二回目のコマを回すにはちと一苦労。「アルゼンチンタンゴ風に、、。」との竹浪さんの意向通りにはいかなかったが、とにかく「ウナ マリポサ エスカパ♪」とやってみた。マリポサは「蝶」、エスカパはエスケープだから「逃げる」。たまにゃぁ、蝶も逃げる全然ライアーらしからぬもよいではないか、ねっ!

(演奏のお知らせ)
7月24日(日)16:00~17:45 アートイマジン (国立駅近くの画廊)竹浪さんの作品上映の前後での演奏の中で「ウナ マリポサ エスカパ」他新曲も色々ご披露します。
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# by makanaluon | 2011-07-02 21:13 | 演奏 | Comments(2)

音の雫がいっぱい

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カリンバの穴の中に蜘蛛を入れてその小さなサウンドホールに張られた巣に音を響かせながら弾くことがあるそうです。自然の中にあるイノチのチカラと共に楽器を奏でるとは何とすてきなことでしょう。耳をすませながら、土のエネルギーを感じ、光を受け止め、水や風の流れと調和していくこと、音を放った後の「余韻」が大切なことはライアーも同じです。

カリンバにライアーを呼応させていくと鳥笛が鳴り木の素朴なパーカッションの音が和してゆく、、、ジャンベディジュリドゥが遥かな風を運ぶ、、、三線に載せた南の島の歌、、、沖縄の「ことば」、、、それぞれの「声」と「おはなし」にじっと耳を傾けながらライアーの弦から即興的な音の雫が生まれ「ゆらぎ」や「ずれ」や「ざらつき」も含めて世界が色合いを帯びてゆく、、、。

クラリネットの好きな、さち丸という猫さんの出てくるオリジナルのお話に胸がしーんとしながらもカリンバのシンプルな音から温かいぬくもりが伝わってきて「三匹の猫」と暮らしていた頃が懐かしく蘇る。アフリカのお話にジャンベの熱いリズムが弾む。皆で代わる代わるに読み進めていった、静けさのあるむく鳥のおはなしにライアーの音をそっと添えて行きながら、今年の我が家の「むく鳥の巣立ち」を思い出す。ストーリーと自分の体験は違っても「おはなし」は大切な思い出を呼び起こしてくれるものだ。

雨と傘のおはなしにはライアーも一緒に楽しくピッチャンチャン♪ キャベツ君のおはなしは、、、む、む、むむむ、、こ、これはライアーにはちと試練かも、、とちょっぴり汗かきながら、よっしゃ、こうなったら、エーイ、シュールに行くぜ~!

ふと、カリンバの中の蜘蛛になって音を世界を感じてみたいと思った。ライアーで「音の雫」他を演奏しながら、自分が音の雫になって自由に舞ってみたくなった。

さて、終わった後はなごやかな宴。トスカーナのワインはすっきりさわやか。りんごの生きた酵母で作られた手作りパンの熟成した味わい。トマトとミントのさっぱりソースのソーメン、、、。

梅雨の合間に分かち合えた豊かなひとときに感謝。
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# by makanaluon | 2011-06-30 14:24 | 演奏 | Comments(0)

天使の赤ちゃん

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なんてかわいい天使の赤ちゃんでしょう。中学生のみきちゃんが作ってくれました。お砂糖でできているのかと思っちゃったけど、食べなくてよかった。実寸は高さ4センチくらいの小さな赤ちゃんです。

ニュージーランドで演奏した時に、オランダ人のエミィが「Makanaが演奏している時に天使の赤ちゃんが頭の上でにこにこしてたのよ。びっくりしたわー。Makanaはそのこと知っているの?」し、し、知りませーーん。だって演奏中は頭の上なんて見ることできませんもの。

そこは北島の奥地でパラダイスのようなマオリの村。海が美しいのでいつも「浜辺の歌」などを演奏します。パハオアというその地に住むマオリの詩人ケリーの詩を作曲したものをCD「銀河の岸」に収録しました。

Naluはいつも「松島~♪」を歌いますが、今年は三月末の披露となったので、いつもとは違った面持ちの歌となったわけでした。ヨーロッパの友人たちが後ろで「エンヤトット」と言いながら舟を漕ぐ動作をしてくれるのだけど、「エンヤートトー」みたいになっちゃうのが何とな~く妙で力が抜けちゃう。数年前にNaluは喜納昌吉の「花」を歌って以来、マオリの人から必ずリクエストされます。そして「ふるさと」をいつもは英語で歌いますが、今回は込み上げてくる思いと共に日本語で歌って帰国の途に着きました。
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# by makanaluon | 2011-06-28 05:30 | 海外&ライアー | Comments(2)

ジョン・ビリング

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来日しているイギリスのライアー奏者ジョン・ビリングのライアーは私と同じティアドロップコンサートライアーだ。製作者マリー・ライトが送ってくれた写真に見惚れて音も聴かずに注文してしまった二か月後、ジョンが来日してその音を初めて聴く機会を得た。彼のワークショップに参加した際に、やがて私の所にやって来るであろうライアーに慣れさせてくれるために私のディスカントライアーとずっと交換して弾かせてくれた好意には心から感謝している。その年、来日の寸前に出来上がったばかりの世界で4台目のジョンのティアドロップコンサートライアー。それに次いでマリー・ライトは私のものに取り掛かる前にバスライアー製作があったので、じーーっと待つこと一年二か月。いずれにせよライアー製作はとても時間がかかるものだ。

25日、明日館でのジョンの演奏を聴きに行った。彼が淡々とライアーを弾くその姿は大げさなものを排除した素朴な美しさがあり、空間に静かに広がって行く音は私自身をシンプルな所に立ち返らせてくれた。
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# by makanaluon | 2011-06-26 07:59 | ライアー | Comments(0)

三匹の猫

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三匹の猫を見ると三匹の猫と暮らしていたことを思い出す。
三匹はある夏の日、白いレースのカーテンをふわりとくぐってやって来た。

そして何となく一緒に暮らすことになった。
三匹の名は、サンバ、ルンバ、マンボ。

メシ。三匹がおなかをすかすと私も食事だ。フロ。私がお風呂場に行くと三匹揃って風呂桶の淵に座る。ネル。夜は私のお腹、背中、足の所にそれぞれ陣とって寝る。

三匹が来てから、次々と猫たちが庭にやってきた。
三毛猫ボサノバ、白猫ワルツ、黒猫タンゴ、額に傷のある小鉄、ピッカピカのジュニア、、、。

でも今になってふと思う。サンバ、ルンバ、マンボは
どこかで、タマ、トラ、ミィと呼ばれていたのかもしれない。
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# by makanaluon | 2011-06-24 08:58 | 日々のつれづれ | Comments(2)

6月の色

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紫陽花苑を通り過ぎて菖蒲園へ。
青、紫、ピンクの美しいグラデーション。
6月の色の中を歩いて、6月の色を呼吸する。

私の今日の洋服も6月の色。kyonが編んでくれたスマホの袋も6月の色。

6月を歌おう♪

あっ、カワセミ、、、。
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# by makanaluon | 2011-06-22 20:15 | 日々のつれづれ | Comments(0)

音楽ワークショップ(御殿場)

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富士山の麓にある知的障がい者の施設、社会福祉法人 野菊寮(御殿場コロニー)で毎月、一泊2コマの音楽ワークを続けて18年目になる。

体育館で、体を動かしたり楽器を鳴らしたり歌ったりが、同じように繰り返されながらも、毎回違った新しい感動がある。当初はまるで部屋のあちこちに岩のようにうずくまっていた人たちが、今は自分の「今」を正直に表現しながら楽しんでいる。こちらから「場を先に進めていく」ことではなくて一人一人の気持ちを大切にしながら、ただそれを繋げていくことで時が動いてゆく。型もやり方もなく、「今その場を共に生きること」。何かを身につけることや、より上手になるということから離れて「今を楽しむこと」で目を見張るような変化をたくさん見てくると共に音楽の持つ力を実感してきた。

それぞれが太鼓を叩いたり、ピアノを鳴らしてみたりしていくうちに、内側にあったものが個性的に表れてくる。ライアーを弾くひとときになると、それまでざわついていた空気が自然に穏やかになって静かに耳を傾けてくれる。施設の敷地内にあるチャペルでのライアーコンサートも回を重ねている。

(今月のワーク)
雨の中、体育館に来るのは大変かなぁと思ったけど、たくさん集まってくれてにぎやかに盛り上がり、皆の笑顔が弾けたね。「で~んでんむ~しむし、、♪」がのどかに響いて「波乗りパイレーツ」でご機嫌にノリノリ!ライアーを心地よく聴いてくれながら、「いつも何度でも」(千と千尋の神隠しのエンディングテーマ)にはタンバリンを合わせてくれていい感じ。コロニーならではの微笑ましい二人が車椅子を並べてのピアノ連弾は、なかなかの味わい。グーの手で弾いていく彼に合わせて、彼女もグーの手で同じように弾いていく様はじんわりあったかい一幕。聴き損ねた人たち、ざ~んねんでした。だって、ほらっ、ふふふ、あの人とあの人よ。お忙しい中、参加してくださった先生たちも有難うございました。寮での日々とは違った表情や動きを見て頂けたと思います。実習生たちも「とても楽しかった。よい思い出になります。」と言ってくれました。
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# by makanaluon | 2011-06-21 00:52 | ワークショップ | Comments(0)

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