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銀杏

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我が家を出た所の道は「銀杏通り」と名付けられている。今年は11月も暖かかったので例年より色づくのが遅かった。

銀杏はヨーロッパにはあまりないので彼らには特別な思いがあるらしい。「オランダには一本だけあるのよ。それはそれはとても素晴らしいの。」と言った友人。オーストリアの友人は「僕の家の庭に一本あるんだよ。」と嬉しそうに言うのでどのくらいの高さか聞いたら、腰くらいまでを示していた。

もう一人、オーストリアの友人は日本に来る前に「日本の真珠を手に入れることが長い間の夢、、、。」と言った。そうか、、、真珠は私たちにとって当たり前にたくさんあるけれど、日本特産の一つ、、、と今更ながらに思い出した。運よく良い真珠ディーラーを紹介してもらえて無事ゲット。程よい大きさの粒のネックレスと、ブレスレットは三連でと注文してすてきに仕上がった。ディーラーさんが綺麗な西陣織の入れ物をくれるというので彼女が選んだのは迷わず銀杏の模様。友人たちのおみやげに買った真珠もやはり銀杏の模様のものに入れてもらっていた。

色の美しさももちろんだが、銀杏の葉の独特の形に魅せられるらしい。ヨーロッパではいきなり寒い冬が来るので木の葉が色づくというより、茶色に枯れてしまうようだ。

改めて日本の季節の移ろいは素晴らしいと感じるこの頃だ。先日、足利での演奏は、開倫ユネスコ協会10周年と震災復興祈念の会でもあったので「被災地にも美しい四季がありますように」という祈りを込めて「四季」(CD「銀河の岸」に収録)という曲を演奏した。まちださがみユネスコ顧問 野々村日出子さんの短歌より春夏秋冬を選ばせて頂いて作曲したものだ。
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by makanaluon | 2011-11-29 13:30 | 日々のつれづれ | Comments(0)

まもなく常滑へ

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「常滑散歩道」の入り口にはこんな招き猫がいます。道沿いの壁にはアーティストたちのネコ焼き(?)の作品がずらーーっと並んでいるのでそれを一つ一つ眺めているだけでも楽しい。煉瓦の煙突、木の黒塀、屋根瓦が風情のある街並みを歩いて行くと、途中のお店にネコ焼きならぬナマネコさんが、、。陶器を壊してしまわないのかと心配になるのですが、お店の方によると大丈夫らしいです。いいこ、いいこ。

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常滑焼が道にも壁にもほどこしてある細い坂道を昇ったり降りたりしながら昔ながらのお団子屋さんでひとやすみ。懐かしい日本情緒がたっぷりの散歩です。

12月4日(日)は常滑での音楽ワークショップ&コンサートです。コチラをご覧ください。毎回新しい出会いがあると共に少しづつ輪が広がって行くのが嬉しい限りですが、最初から欠かさずいらしてくださる方たちもいます。子供たちの健やかな成長に出会えるのもひとつの楽しみです。ここでのコンサートは年齢層がとても広いのが特徴です。赤ちゃんが泣き声も立てずに長時間すやすやだったこともありましたね。

さて今年はどんなひとときになるでしょう。新曲もたくさん用意していますし、珍しい楽器も持って行きますよ。
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by makanaluon | 2011-11-26 06:46 | ライアーとの旅(日本) | Comments(0)

ユウキ君へ

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ユウキ君、あなたが逝ってから丁度10年になります。世界でも症例の少ない難しい病を抱えながら並外れた度量でそれを受け入れて、その時々変化していくあなたにとっての「今」をいかによりよく生きるかを明快に選択し続けて見事に生き抜きました。

私に対してはいつも正直に思いを語ってくれたあなたの問いかけに十分応えきれなかったものの、まっすぐに信頼してくれていたことに改めて感謝の念が湧きあがります。

初めてここに来てくれた時、既に片方の視力を失っていましたが、運動神経抜群のあなたが道から門までの階段を軽やかにトントンと昇って来た姿を覚えています。

リビングに入るとあなたはいきなりハープへ向かって行って「弾いていいですか?」とさわやかに弦をすべらせました。ギターを弾いていたので大きい楽器でも「弦」に対しての恐れもなくとても自然でした。その後私の弾く曲に静かに耳を傾けてくれましたね。

それから一年と三ヵ月、、、何回もの手術に耐えながらも病の進行を食い止めることはできませんでしたが、それでも「元気な重病人」と自ら称していつも独特のユーモアと明るさを振りまいてくれました。

11月になるとあなたが最後にここへやって来てくれたことを思い出します。遂に両目の視力を失い、物を飲み込むことも声も出すのもやっとの状態と激しい痛みの中にありながらここへ来たいという意志を伝えてくれたことを今更ながらに感慨深く思い起こしています。

あの日、朝から窓辺のサンキャッチャーがたくさんの虹色の光を天井にも壁にも放っていました。皆で支えながら階段を昇り、そしてあなたが到達したかった我が家の三階にある「セッションルーム」に行き着くまでにはあまりにも大変な時間と労苦を要しましたがあなたの意志は最後まで変わりませんでした。

ひとときを一緒に過ごした後、絞り出すような声ではあったけど、さらりと「又来ますよ」と言ってくれたことも実に驚きでした。でもそれはかなうことはなく、まもなく迎えようとする24歳のお誕生日を目前にしてあなたは旅立ちました。最期まで嘆くことも愚痴ることもなく、生きる希望を決して捨てない前向きさを周りの皆に見せてくれました。

あなたを見送った二日後の真夜中、突然ハッと目が覚めると真っ暗なはずの部屋が淡い白い光に満たされていました。あまりにも優しい、微細な光の粒子に呆然となりながらも、あなたが会いにやって来てくれたことがわかって、とめどなく涙があふれました。

お母様があなたの形見としてくださったペンダントを胸に、Naluと共に日本を世界を旅しています。あなたの行きたかったアリゾナの隕石をデザインしたものなのですね。その後、ニュージーランドのある場所で突然私の部屋のドアを叩いた見知らぬ女性が「あなたとは、なぜかお話したかったのよ。」と言うのでしばしの語らいをしました。彼女はアリゾナからやって来た人でした。ペンダントを見せながらあなたの話をそんな所ですることになるとは思いもかけないことでした。

今年もあなたの命日を前に、素晴らしいお仲間たちが集いました。皆パパとママになって子供たちもすくすく育っていますよ。お墓の前でそれぞれの思いを込めて手を合わせました。

あなたがオーストラリアから持ち帰ったディジュリドゥはNaluが色々な場面で吹いています。(写真はコチラ

共に過ごした時間の中であなたが残してくれた大切なこと、示してくれたことは今も皆の中にしっかりと息づいています。ユウキ君、あなたに会えてよかった。もう一度心から有難う。
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by makanaluon | 2011-11-22 09:49 | 日々のつれづれ | Comments(0)

足利にて

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初めて足利を訪れる。足利の足ということで「御来足、、、」と表現するらしい。古い歴史の息づいた落ち着い街並みだ。

まちの周りに広がる山々を眺めながらと渡良瀬川を渡り、吉甲堂へ案内して頂く。ご主人の木村幹衛先生(84歳)は合気道の先生であり、菓子製造業を営む。合気道のお話を伺いながら、力が抜けているのに見事に気が満ちて充実している様を見せて頂き、穏やかな風情で自然な健やかさがみなぎっているお姿に感嘆した。次々と話が弾み、童謡がお好きということで作詞なさったものを思いがけず作曲させて頂くということになった。

夜中にビューンビューンという激しい音で目が覚める。時折、ヒュー、ワォーーンと泣き叫ぶような音すら聞こえる。これが赤城おろし、上州のからっかぜか、、、と自然の奏でる変化に富んだすさまじい音楽にしばし聞き入ってしまった。

開倫ユネスコ協会の10周年と震災復興祈念の会での演奏のためにお招き頂いた。釜石、大船戸、福島からお見えになった方々から、それぞれ3.11から今までの厳しい現実の話を伺い、改めてしみじみと考えさせられた。子供たちが健気に前向きさを見せているという話には胸が詰まった。

CD「銀河の岸」の中からの数曲他を祈りを込めて演奏させて頂いた。昨年広島、長崎の原爆忌のために竹浪明さんの俳句を作曲した「折鶴」は、震災後、竹浪さんご自身も「戦火より銀河へ渡る千羽鶴」を「津波より、、」に変えて詠まれていたので今回もご了承頂いてそのように歌わせてもらった。

さて、赤城の山も今宵限り、、、ではなく又来月、違ったイベントでの演奏に再度伺います。又、あのまちを訪れることができるのは何となく楽しみだ。
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by makanaluon | 2011-11-19 06:52 | ライアーとの旅(日本) | Comments(0)

音楽ワークショップ(御殿場)

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秋の彩りを増してきた御殿場コロニーです。一日目は雨でしたが、翌朝は光を浴びて刻々と山肌の色を変えていく富士山の横には沈んでゆく満月という素晴らしい情景にしばしうっとり!雨上がりの清々しい小春日和の空に、雪をかぶった美しい姿を久々見ることができたのでMakanaがスマホでパチリ。上の写真はコロニーのポストカード用にNaluが撮影したものです。

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shigeちゃんが「この前のチャペルコンサートとてもすてきだったよ。」と、三ヶ月前のことなのにちゃんと伝えてくれてとても嬉しかった♪「あのね、手乗り文鳥飼ってたの、、ぴーちゃん、、9歳で死んじゃった、、チャペルの所に埋めてもらったの、、、」と話してくれました。私のことをしきりに「ちゃん」付けで呼んでくれるので、何だか幼い頃の気分に戻りながら、私も手乗り文鳥やインコを飼っていたことを懐かしく思い出しました。

(今月のワーク)
ボランティアのyokoさんに絵本の朗読をしてもらいましたが、リズミカルな話だったので、takayoshi君が後ろを歩きながら時折鳴らすタンバリンの音が妙に合ってたなぁ。もちろんライアーも和していきました。二日目は私が絵本を読み始めるとうまい具合にfukashiさんがピアノをぽろ~んぽろ~んと奏でてくれてすてきでした。

太鼓を叩くことを促してもいつも「ククク、、、」と笑いながらかわしてしまうyou君ですが、今回は名前を呼ぶと颯爽と真っ直ぐに太鼓の置いてある所までやってきた。yokoさんが「最初に会った時と比べて、何と柔和な表情になったのかしら、、」としみじみ言ってましたよ。

kyohei君も一人で積極的に真ん中にやってきたり、皆と一緒に周ったり、ライアーに合わせて歌ったり色々楽しみましたね。

「ライアー弾くわよ。」と言ったら「待ってたよー。」とすかさず声をかけてくれて椅子まで運んで来てくれたmitsukoさん、ありがとう。
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by makanaluon | 2011-11-16 07:09 | ワークショップ | Comments(0)

二人のライアー製作者

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いかにも職人さんの風情が漂って来ますよねぇ。昨年の今頃、ティアドロップコンサートライアーの製作者マリー・ライトが我が家に滞在していた時にディスカントライアーの弦を張り替えてくれました。ちなみに彼は、ライアー奏者ジョン・ビリングの大親友です。

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すてきな演奏家、作曲家でもあるので、毎日、彼の弾くライアーの美しい調べが我が家のスペースに広がっていくのはこの上もなく贅沢で幸せでした。「お父様」に抱かれたライアーも嬉しそう。

鎌倉なども堪能した後、「工具の店」に行きたいというのでNaluが案内したら、何と二時間半程そこで過ごしたらしい。もうオーストラリアでは入手できないというカッターナイフをみつけて友人の分まで買って喜んでいました。

ライアーの仲間とのミニコンサートも行い、染めと織りのクラフト工房「ラ・まの」では私も一緒に演奏をさせて頂きました。ここで染めてもらった虹色の布は私のコンサートで活躍してくれています。ステージを綺麗に彩ったり、「虹の環」(CD「Listen to the Wind」に収録)を演奏する時に皆さんにゆらゆら揺らしてもらったり、、、。

掛け替えのない豊かな日々を分かち合い、よく語り、よく笑い、食べ、飲んで、、、。帰国前夜、「いいニュースだ。」と言って部屋から出て来たので何かと思ったら、、、「荷物に日本酒が一本入るスペースができた。」

熱いハグと共に「マカナは私の宝物だよ。」と私にとって「宝物」のような言葉を最後に残してくれて帰国した翌日から私たちは長野へ出発。そして、高山村にある「夢家ふぁーむ」でのコンサートを終えてから、安曇野で行われたアンドレアス・レーマンワークショップへ。

そして出来上がったものがこの二つ。Naluは、堅いけど木目の美しいトネリコの木を彫った。アンドレアスが、星の巡りの中で特別な日に伐採した最後のものらしい。私は、かわいい魚型で彫るには柔らかい桜の木でした。

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既に他の人たちは製作を始めていて、大きなものに挑戦していましたが、私たちはコンサートの後だったので、小さなキンダー用のものにしました。限られた期間でのことなので、今回は元の形は既にドイツで仕上げられているのを私たちは周りを彫って弦を張るという作業でした。

あちこち動き回りながら真摯にサポートしていく彼の姿から職人魂がひしひしと伝わって来ました。皆のうっかりマチガイや失敗に時々困った様子を見せながらも「全員が仕上げて持ち帰る」ことを目的にしていたので、根気よく力を注いでくれました。

あっ、私ももれなく、、ごめんなさーい、弦を切っちゃった。彼は「信じられない、、ライアー奏者なのに、、」と呆れながら新しいのをくれました。実は弦の巻き方がマリー・ライトのと逆なんですよ。

こうして、わずかの期間に二人の素晴らしいライアー製作者に会えた充実の11月でした。
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by makanaluon | 2011-11-12 16:10 | ライアー | Comments(0)

クリスマスコンサート&ワークショップ(常滑)

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常滑でのコンサートも回を重ねてきましたが今回もクリスマスの音色が近づいて来る頃に行います。このリースはいつもオーガナイズしてくださっているmisakoさんの作品です。リンゴは置いちゃいましたけど。

12月4日(日) 11時から 音楽ワーク
          14時から ひだまりコンサート

両方とも親子で楽しめる内容で障がいをお持ちのお子さんたちもご参加頂けます。恒例になっている絵本の朗読をしながらのライアー演奏も致します。興味のある方は下記へお問い合わせください。

  makanaluon@hotmail.co.jp

ひだまりの中にいるような、ゆるやかで心地よいひとときを過ごせたらと思います。眠くなったらごろ~んとしてもいいようにスペースをセッティングしてあります。

常滑は遠いけど、もし身近でこんなコンサートができたらなぁなんて思われる方もご相談ください。
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by makanaluon | 2011-11-09 15:11 | 演奏 | Comments(0)

りんご

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昨年コンサートをさせて頂いた「夢家ふぁーむ」のある長野の高山村から見事に真っ赤なりんごが届いた。紅玉と、とてもかわいいアルプス乙女。高山村をドライブした時に、まるでクリスマスツリーのようにりんごがたわわになっている風景に思わず歓声を上げてしまった。

そして今、たった今、この記事をアップする寸前にTVのスイッチを入れた途端、のどかな風景の映像と共に「信州高山村へ、、、リンゴの里」とすごいタイミングで紹介された。リンゴ農家の方の「立体感を描いて剪定をする、、、自分のアレンジも入れながら、、、」という言葉に「音楽と同じだわ。」と深く共感してしまった。

この時にも披露したが、日本でも海外でも大受けする曲が「リンゴ追分」。ライアー仲間にこのことを話すと「えーーっ?」って驚かれるのだけど、、、どーしてかなぁ??

まかな節ではありますが、ライアーのしっとりした余韻によく似合う。ティアドロップコンサートライアーの製作者マリー・ライトが我が家に滞在している時に聴いてもらったら「ライアーにぴったりだ。」と感動してくれた。ヨーロッパでももちろん喜んでもらえるが、ニュージーランドのマオリ族の持つステージで歌った時にスイス人のナディーンが「鳥肌~、、、」と言って感激してたっけ。

今年の夏、岡山では昨年これを歌ったことを知っている人から何と三回もリクエストされたし、四国でも二回歌った。

りんごに止まっている鳥はザルツブルクのイファが「私の家に代々伝わってきたものなんだけど、、、」と言ってくれた。時々、こう言いながら友人たちはそういう類のものをくれるのだが、、、いいのかなぁ、、イファの家の庭にいる小人たちにちょっと聞いてみましょうか。

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何やら草陰でひそひそ相談、、、「くれるんだからいいんじゃないですか?」って。彼らはうちのウィリーのオトモダチ。海を渡ってやって来たいつも機嫌のいいウィリーはコチラ

ずっと欲しいなと思っていたものが一年半もご無沙汰の沖縄の人からさっき突然届いた。ふふふ、今日は良い日。で、リンゴジャムが色よくおいしく仕上がったので、おすそ分けするべく宅急便を作ってセブンイレブンへ行ったら「くじをどうぞ」と言うので引いてみたら「当たりです!アイスです。」ふふふ、今日は良い日。

さて、せっかくだから、雪見だいふくでも食べるとするかっ!ふふふ。
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by makanaluon | 2011-11-06 10:49 | ライアー | Comments(0)

私のピアノ

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私にとっての楽器、特にピアノは思いがけなくいつも「向こうから」やってくる。ぼんやりしている時に、突然目の前にいきなりバーンと「知らないピアノ」の映像が現れる。

この一つ前のピアノの時も衝撃的だった。横になっていると突然「黒いピアノ」が、、。社名も型もくっきりわかる。「ちょっと変わった形のでっかいアレだ!」思わず飛び起きてしまったが「な、なぜ、今頃このピアノが、、、」と不思議に思っていたらその夜楽器店から電話があった。「倉庫でいいのをみつけたんです。」

これまで何事に関しても「向こうからやってきたもの、コト」に関してはあまりあれこれ考えずに一つの流れとして受け止めてきた。そしてそれが時には大きな流れの転換と道筋を作っていった。

そのピアノを使うこと4年。ある日ソファに腰かけて目の前の「黒いピアノ」を何となく見ていたら突然それが変化した!「ヨーロッパ、猫足、茶色」と来たもんだ。「わ、わ、高そう、、今使っているのは新品同様でやって来てまだそんなに使ってないのに、、、マイッタなぁ、、」

その夜、調律師のmakotoさんから電話があった。「展示場に行ったんですが、いいのがあったので、、、」「はぁ、、、実は、、、」「それ何時頃ですか?」「お客様が帰られたのが3時ですからたぶん3時少し過ぎ、、、」「いやぁ、僕はちょうどその頃展示場にいまして、、、ピアノの横にお宅の食器棚が浮かんだんですよ、、」

というわけでフランスからこのピアノがやってきた。ただ、「茶色」のはずがちょっとイメージが違って赤味が強い。ところが、、、何と段々茶色になってきた。makotoさんも「来るたびにどんどん茶色になってきますねぇ、不思議なピアノです。」食器棚や周りの家具に合わせてくれているのか???

シンプルなエレガントさを放ちながら、特に蓋の部分の丸みを帯びたラインが上品だ。美しく澄んだこのピアノの音色だからこそ生まれたと思えるオリジナル曲はCD「イングランドの風」と「The Gift of the Rainbow」に収録した。もう次のピアノの映像が決して目の前に現れないことを願っている。

余談だが、黒いピアノの一つ前にやって来たのも倉庫にあったスペシャルで希少なものだった。とても気に入って長いこと弾いていたが、黒いピアノ出現で手放すことになった。ある人にさし上げたが、海外へ引っ越すことになってしまい「特別なピアノだということをわかっていますので、、、」と声をかけてくれた。そして又それを姉のピアノの生徒さんがタイミングよく引き受けてくれた。

それから数年後、、、7月のアートイマジンギャラリーでの演奏の時にその人と初めてお会いできたのは嬉しいサプライズだった。次のアートイマジンでのクリスマスイベントは詳細が決まったらお知らせします。
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by makanaluon | 2011-11-03 05:44 | 楽器 | Comments(0)

ライアー奏者のつれづれ
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