カテゴリ:ライアー( 16 )




「キャッチあい」オンエア

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あいテレビさんが取材をしてくださったものが11月11日の「キャッチあい」でオンエアとなりました。何度にもわたって丁寧な取材を続けてくださったことに改めて感謝致します。
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この写真は映像の中でも使われていましたが、2011年の西条コンサートの時のものです。この時に皆さんから感じた「温かさ」が四国の自然の豊かさと共に私の中に大切にあったことが今へと繋がったと思います。ライアーの音の雫が皆さんとの出会いとこちらへのご縁を紡いでくれました。四国への旅の幸運を予兆するかのように、東京から向かう新幹線の窓から見た美しい虹も思い出します。
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今回の録画に際してギャラリー遊さんには大変お世話になりました。いつもセンスのよさを随所に感じさせてくださる遊さんのスペースで「まかな&なかまライブin遊」のひとときを持ちました。「皆ですすきの歌を歌いたいけれどすすきがまだ海辺あたりにはみつからないんです。」「唐子台にはあるので用意しますよ~」と軽やかにおっしゃってすてきな看板まで制作してくださいました。
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先に書いた2011年西条のコンサートの後向かった高知の佐川町のその年の田んぼです。ここで「田んぼコンサート」をすることになろうとは、まさか、、、まさかです。「また四国に来たら佐川の祭りに酒蔵ででも弾いてもらえたら、、」などとひろしさんが呟いた時に「また来たいけど遠いからいつ来られるかしら、、」と思ったものでした。そして私たちが引っ越しをしてから、ひろしさんは自分の田んぼを眺めながらふとここでコンサートができると思ったそうですが、それも早や今年で3回目となりました。

今回田んぼコンサートの映像が流れたので皆さんから「あいテレビさんは高知まで行ってくれたんですね」「高知まではなかなか行けないから様子がわかって嬉しかった」と言ってもらえて私も嬉しかったです。

西条コンサートのために本州から四国へわたった時、西条から眺める幾重にも重なる山並み、透明で綺麗な水の流れに感動でした。そして田んぼに青々と稲が揺れている様を見て「水田は日本の宝、、、この美しい風景がいつまでもありますように、、」との祈りを込めて東京へ帰ってから作曲した「田をわたる風」を録画しましたが、この時点では「田んぼコンサート」まで取材にいらしてくださるとは思ってもいませんでした。

私にとっての愛媛とのご縁の始まりの曲でもあったことで選んだのですが、思いがけず「田んぼコンサート」のタイミングにうまく合いました。

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かわいい後ろ姿は4年前の1歳7か月のhiro君。
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まぁ、hiro君どーしたのぉ?こんな泣きべそは二人の弟君たちに任せて、もう来年は一年生ですね。
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オンエアを見ながらここまでの道すじへの感慨にふけりました。今回皆さんが放映をとても楽しみにしてくれて、そして終わった後も続々と嬉しいメールが届きました。いつも応援してくれているすてきななかまたちと今、共にあることをしあわせに思います。
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いつもここぞという時に、特にコンサートの前後に虹は祝福を送ってくれるのですが、この虹は2013年「七夕コンサート」の少し前に目の前の海で見た虹です。12年前にドイツの工房で最初のライアーを買った日が七夕で、私のハープに付いていた名前が織姫のベガであったこと、そしてライアーを始めてちょうど10年たったということで企画したコンサートでした。

海の虹はこの海で3回とこんぴらさんに行った時に丸亀城の上からも見えました。ライアーを購入した後ミュンヘンで初めて皆さんの前で演奏した直後にも大きな虹が出ました。

ライアーがたくさんの出会いをもたらしてくれながら私の歩みを進めてくれています。平市島を臨む海辺でナルと私の日々はこれからも穏やかに営まれて行くことでしょう。
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by makanaluon | 2015-11-13 21:33 | ライアー | Comments(4)

ライアーと共に

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私が持っている4台のライアーです。おなじみ雫型のは演奏で使っているマリー・ライト製作のティアドロップコンサートライアーで、三角形ぽいのが最初にドイツのゲルトナー工房で買ったディスカント(詠唱)ライアーです。

白っぽい二つはアンドレアス・レーマンのワークショップで製作したもので、大きい方はナル、魚のような形のは私が彫りました。ナルのはトネリコでとても堅く重いですが、私のは桜で比較的柔らかく軽いです。枠組みとしての最初のものは既にドイツで作られて来たので、表面を彫り弦を付けるという作業でした。共鳴箱はなくて凹んだ部分で響かせるだけなので大変小さな音ですが何とも優しい音色です。

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ライアーの弦はギターほど頻繁に変えることはないですが、スチール弦なので錆びてきたり、弦が伸びて来るので頃合いを見て張り替えます。

ハープの弦を自分で変えるのはそれ程大変ではありませんが、ライアーははるかに繊細なものが要求されます。針の穴に糸を通すような感じもあったり、ピンの高さを揃えるために巻き付け方の調整も必要です。ハープ程ライアーの弦は切れないし、このライアーに関しては私は今まで一度も切れたことはありませんが、そろそろと思って変えました。

もし一本くらい何かの拍子に切れれば自分で付け直しますが、全部いっぺんに張り替える時にはライアー奏者は専門家に任せることが多いです。私はこちらでライアーを預けてお任せできる方がいないし、自分でできる根気は到底ないのでナルに頼む他ありません。かなり時間のかかる作業で、一日で仕上げるには熟練の技がいるし、、、おまけにナルはサッカー観戦で忙しい時期だったので、一日一時間くらいで数日かかりました。

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最初のライアーを買った日がたまたま七夕でした。私のハープの名前はたまたま織姫のベガというご縁とライアー購入から10周年ということで昨年は七夕コンサートを行いました。

そのために「織姫」を作曲していた時に中村洞水さんの「風の水琴」に出会いました。この曲に風鈴をバックに鳴らしてみたいと思っていたら、そんな私の思いも知らないはずのふるさと美術古墳館の館長さんが中村さん製作の風鈴をくださったのでした。前年の七夕で中村さんが水琴窟のイベントをなさった時に購入しておいたとのことでした。

まさに「織姫」にふさわしい音色で、しかもメロディのメインの音である高いドとソの音が鳴るのにも驚きでした。先に風鈴に出会い、コンサートも終えてしばらくしてから中村さんご本人にお会いしたのですが、それから4月、翠松苑での「春の調べへのいざない」のイベントへとご縁が繋がりました。

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翠松苑の庭の名残りの紫陽花が「夏の調べ」へといざなってくれています。

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「風の水琴」はライアーの音色ととてもよくマッチするので「織姫」だけでなく他の曲にも使っていますが「春の調べへのいざない」の時には「ゆりかご」のバックでその音色を楽しんで頂きました。

既にお知らせしたように9月28日(日)14時からふるさと美術古墳館にてジョン・ビリングとのコラボコンサート「二台のコンサートライアーの調べ」を行います。二台のティアドロップコンサートライアーがどのように響き合えるのか楽しみです。その時にもステージに水琴窟を設置して頂くことを中村さんにお願いしてあります。今回はジョンと一緒に水琴窟と即興演奏なども試してみるつもりです。

ジョンが東日本大震災の後で七夕への願いを祈りを込めて作曲したものがあるのでそれを演奏してもらう予定です。「織姫」も七夕祭りと言うより、やはりジョンと同じように祈りの曲なので演奏するつもりです。

「織姫」 まかな瑠音 作詞作曲
さ~らさ~らさららさ~ら、、、

光の糸と星の音
織りなす羽衣岸辺に揺れる

さららららさららら、、、、、、

願いをそっと小舟に載せて
悠久の流れを銀河がうたう

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このセントポーリアは七夕コンサートの時に頂いたものですが、昨年よりももっと花がたくさん開いています。

それぞれの七夕の願いが天へと届きますように。

(お知らせ)
7月18日(金)18時から ギャラリー伊万里にて 展示会のオープニング演奏をします。映画ファンのオーナーtetsujiさんのリクエスト曲を練習中です。
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by makanaluon | 2014-07-03 20:17 | ライアー | Comments(2)

ライアーはハープに似ていない(その2)

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ハープとライアーは姉妹に見えますよねぇ。実は私もそう思っていて入手したものの全然違う楽器だとわかって、以前に「ライアーはハープに似ていない」というタイトルで書きましたが、それはいまだに皆さんが興味深く読んでくださっているようなので、改めて写真で比べながらもう一度書いてみることにします。

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まず大きく違っているのは弦の張られ方で、ハープは一列でライアーは二列になっているのです。これは私のライアーですが、銀色のチューニングピンが二段になっていますね。三段目の色の違う小さいピンは単に弦をひっかけてあるだけで弦を巻き付けてはありません。

上段のところに巻き付けてあるのがピアノで言うならば白鍵の弦で、抱えた時に右手側にきます。下段に巻き付けてあるのが黒鍵に当たる弦で左手側になります。

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真横から見ると、二列になっているのがわかると思います。茶色っぽい弦が上段に巻いてあって銀色の弦が下段に巻かれてありますね。このライアーの場合は一番手前にある茶色の弦がドの音で、もう一本僅かにずれてその向こうに見える銀色の弦はドのシャープです。ライアーによってソの音にも色を付けてあるのもありますが、いずれにせよ細い空間に二重に付いているので何の音の弦かを見分けるのには慣れが必要です。

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ハープは弦はシンプルに一列で、一番上のピン部分にだけ巻かれています。

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ハープはドが赤とファは紫や黒で弦の色を変えてあるし、一列なので弦を見誤ると言うことはめったにありません。ライアーではファではなくてソが違う色なので両方の楽器を弾いていると時々うっかり間違えやすいです。

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ライアーは共鳴板に対して弦が平衡に張られてありますが、ハープは直角です。これで響きが全然違って来るわけですが、ライアーの方が余韻は長いです。

ライアーはスチール弦ですが、ペダルハープは低音はスチール弦で真ん中はガット弦、高音はナイロン弦です。ガット弦はとても切れやすいししかも値段が高いので切れると、、、オーマイガット!!特に梅雨時は切れる率が高いですが、このガット弦が独特の柔らかい音色を紡ぎ出すのですよね。

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ライアーは弦が半音も含めて既に並んでいるので曲の途中で半音を操作する必要はありませんが、ハープはアイリッシュハープのようにフックかこのようなペダルで操作します。

フックの場合は弦の一番上に付いていて一本の弦に対して一つのフックでそれを瞬時に左手で動かして音を変化させます。例えば二つのファの音にシャープを付けたい時は両方とも動かさねばなりません。メロディを弾きながらその合間に動かすのでなかなか忙しいです。

ペダルは左からレドシミファソラと並んでいます。なぜドレミファソラシではないのかと思いますが、色々な調の曲を弾いてみるとこの方が都合がいいことが何となくわかります。ペダルは三段構えになっていて、真ん中から上げると半音下がり、下げると半音上がるという具合ですが、例えばファを操作すると他のファも一斉に同じように半音が変化します。

ペダルハープはアイリッシュハープなどと違って両手はあくまでもメロディに専念できますが、時には右足は上に左足は下にと同時に忙しく動かすことも多々あるわけで両手両足を駆使して行くことになります。優雅なんてものではなくて、ロングスカートの足元はばたばたしています。

ピアノの楽譜をハープで弾くのは大変ではありますが、それでもそのまま弾くことはできます。ピアノで右手がメロディ、左手が伴奏というように弾いていたものをそのままの手でハープの弦に沿って右手を体の手前に持って来て、左手をぐーーっと前に出せばいいのです。

ピアノやハープの楽譜をライアーで弾くのは簡単なものでも難しいです。かなり無理があるし不可能なことが多いです。

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構造も違いますが、奏法も使う指も違うのです。ハープではこの写真でも親指がピュッと伸びているように、親指は大切ですが、小指は使いません。これがライアーでは全く逆で親指以外の指を使います。ハープは手の平側へ向かって第二関節からエイッとはじかないと音が鳴りませんがライアーははじかないで次の弦に向かって指をスーッとすべらせるのです。

何と言っても一番の違いは楽器の抱え方です。ハープはこのように右肩に載せていますね。少し肩を張るようにして手は共鳴板に向かって手のひらを下に向けます。

ピアノのように基本的には右手が主にメロディで左手が伴奏を担当します。

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ライアーは膝にのせて左側に寄せるので弦は右から眺めることになります。ライアーを弾く時の手は「祈り」にも似た角度で、あまり派手に動かすこともありません。ハープは左側から見るので鏡の世界なわけです。

つまりライアーはドレミが右から順番に上って来るということになるので最初はかなりとまどいます。ハープを知らなくてもピアノを弾いていた人にとってもこれは体の感覚が混乱します。

ライアーはメロディと伴奏を右手左手で担当することができないのでソロの場合はかなり工夫が必要です。

まとめてみると
1 ハープは弦が一列 ライアーは二列
2 ハープは半音操作が必要 ライアーは必要ない
3 使う指はハープは親指から薬指まで ライアーは人差し指から小指まで
4 抱え方はハープは右肩 ライアーは左
5 ハープは弦をはじいて弾く ライアーは指をすべらせるように

このように、ハープとライアーの違いは歴然としていますが、私は楽器を奏でる時の「意識」が違うということを感じます。ハープは活力を持たないと弾けないので体力、筋力はかなり必要で内なる赤い火を燃焼させていく感じで弾き終わった後はある意味アスリートに似ているかもしれません。ライアーは内なる静けさから始まるので水のようなひたひたとした感覚で、火であったとしてももしかして青い炎かもしれませんが、間違えてはいけないのは「静けさ」は決して「弱々しさ」ではないということです。静けさの核にはしっかりと強いビートが呼吸しているはずです。

体の中心軸の芯をしっかり保つことはもちろん基本的なことですが、「力の抜き方」は微妙に違うかもしれません。どちらも「弾こう弾こう」と思ったり力んでしまうとうまく行きませんが、ライアーでのふゎ~っとした解き放ち方は独特な感じがあるように思えます。

ライアーは一音を響かせることが大切で和音を重ねすぎない方がいい場合もありますが、ハープのぽろろ~~んと言う和音は弾きながらもうっとりするくらいです。

ライアーは余分なものをマイナスしていった所にシンプルな美しさがありますが、ハープは音を広範囲に多様に動きながら生き生きとした豊かさを表現できます。

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私はおっちょこちょいに「ハープに似ていて持ち運びに便利なモノ」としてライアーを入手してしまったので最初は面食らいましたが、もしかすると中途半端に似ていなかったことがかえって両方を楽しめることになっているのかもしれません。

形が似ているからと言って、ライアーを安易に「ハープ」と呼ばれることにはどうしても抵抗感があるので可能な限り説明はしますが、ただ一つ、諦めて「ハープ」と言う場所があります。

海外で入国する時に「Lyre」と言うとぎょっとされます。ウソツキのライアー(Liar)だと思われてしまうんですよね。「Small harp」と言うと安心して通してくれるのでこれだけは仕方ないです。

イギリスの友人が私のブログに「日本語自動翻訳」をかけたら全部「ウソツキ」で出てきてしまってびっくり忠告してくれたので、他の友人たちには写真だけを楽しんで欲しいと言ってます。

ナルも法螺貝を吹くようになったので「ホラ&ライアーのコラボ」で自動翻訳したら、、、ふふふ、大変なことになるかも??
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by makanaluon | 2014-05-16 18:52 | ライアー | Comments(4)

毎日新聞に

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あのね、まかなさんが毎日新聞に紹介されたんだよ。いつになく「恥ずかしいわぁ」なんて言ってるんでボクガ教えてあげるね。ついこの間だって自分のこと「バリィさんも呆れる自慢バリバリっ子」なんて書いてたし、ステージからも、「見てくださ~い、この靴かわいいでしょ。」とか言ってるしyukiさんにもいっつも「この洋服のここがポイントだから写真撮って~」なんて言ってるのにね。思ったより記事も写真も大きいって照れてるよ。で、yukiさんの方が先にブログにアップしてくれたんだよ。まかなさんの「見て~、これ撮って~」のお洋服の写真も一緒に出てるからね。コチラ

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ボクなんか写真が大きくたって平気さ。まかなさんちでボクを見た人たちが「かわいい」って言ってくれるからね♪

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ほらっ、こんな風に新聞に載ったんだよ~。皆に「見て、見て~」って言わなかったからオトモダチはびっくりしたらしいよ。

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と言うわけでミノムシ君に押し出されちゃいましたが、、、毎日新聞さんが取材してくださって、2月1日の愛媛判に掲載くださいました。思いもかけずのことで大変光栄です。この写真は後から送ってくださったものですが、新聞には使われなかった写真です。

長時間に渡って丁寧に取材をしてくださって感謝です。様々な質問にお応えしながら、自分の音楽の歩みとあり方を改めて振り返ることができたよい機会にもなりました。

幼い時から家の中で誰かが歌い始めるとすぐに即興的にオブリガートやアルトが付けられてハーモニーが生まれていくと言う環境の中で音楽があり、耳に聞こえて来る様々なメロディを鍵盤上に置き換えていくという作業は私にとってのこの上もない「遊び」の時間でした。

その時々、心の赴くままに自由に音楽を楽しみながら、ピアノ、電子オルガン、アイリッシュハープ、グランドハープを経て、「どこにでも持ち運べる楽器」が欲しくなって、ライアーを手にしてから様々な広がりが生まれて来ましたが日本、海外共に本当にたくさんの方たちに励まされて支えられながらここまで来られたことにしみじみ感謝の思いが湧き上がります。

記事の中にもあったように「愛媛の人たちの温かさ」は私にとって格別なものがあったことは確かです。もちろん今までも訪れた地で歓迎されながらライアー演奏を喜んで頂きましたが、愛媛では演奏以前に「本当によく来てくれました」という言葉や気持ちを向けてくださることが、より自然に感じられたのです。おそらく「お遍路さん」をお迎えしてもてなす文化が日常に息づいてきたからではないかと思えました。

今でも周りの方たちや友人になった人たちが私たちのことを単に「東京からやって来た」ではなくて「来てくれた」と表現してくれることに胸が熱くなるのです。

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今「にじ」の歌を練習しています。

こちらへ来ることを心の中で決めた直後に、町田に住んでいて西条が実家のkazukoさんから「まかなさん、こんな歌知ってますか?幼稚園とかで歌ってお母さんたちがうるうるになるんですよ」と教えてくれました。いつも虹はここぞと言う時に現れてくれる話はブログでも散々して来ましたが、愛媛に行ってもオッケーのサインだと受け止めました。

春のコンサート
2月8日(土)18時から レッドブリック(西条市北条590 多賀公民館西側 0898-64-1600 徳永) 1500円 建物の横に「読売新聞 報知新聞」の看板があります。駐車場は向かい側です。


3月2日(日)13時半から カラオケ喫茶ガール(今治市共栄町3-2-25 1F 0898-32-6785) 1000円(コーヒー付き)

4月19日(土) 20日(日)翠松苑(今治市桜井6-1-5 詳細は後日)

(その他)
「ひとり語りの会」 辻邦生「アネモネ」 語り さかもとふみこ

2月28日(金) 昼の部 14時から 夜の部 19時から 2000円(浄明寺 サマディーホール)夜のみ会食参加費500円

★バックにライアー演奏をします。演奏会ではありませんが「語り」に興味ある方はどうぞいらしてください。
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by makanaluon | 2014-02-03 16:29 | ライアー | Comments(4)

ライアーの音の雫

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お蔭様で七夕コンサートを無事に終えることができました。様々な地域から本当に多くの方たちがいらしてくださいました。準備、当日共に皆さんからたくさんのお力添えも頂きました。

言い尽くせぬ思いでいっぱいの今ですので、写真と共に改めてリポート致しますが、心からの感謝の気持ちに添えて当日お配りした挨拶文に記載した「ライアーの音の雫」を加えさせて頂きます。

    「ライアーの音の雫」
ライアーの音の雫と響きは他の楽器にはない独特のものがあります。一音を空間に放つと音の粒子が空気を伝わって次の音を呼び覚ましながら、静かに「音の旅」を始めます。この不思議な「静けさ」は今までピアノやハープなど様々な楽器を体験してきた私には、初めての「音体験」でした。もしかすると、自然界の中に潜む静けさの時間にも似ているような気もします。

ライアーの演奏を聴いてくださる方たちが時々「懐かしい・・・」という表現をなさるように、誰の中にもある「ふるさと」の感覚に繋がる響きなのかもしれません。

そして、作曲する時も演奏する時も、私が音を創り出していくというより、音の源からやって来たものがイノチを帯びて「生まれて来る」のです。

「静かに耳をすませる」ということの少なくなった世の中に、この澄んだライアーの響きが、ひとりひとりの胸に沁み込むように届きながら、そのことの大切さを思い起こさせてくれることでしょう。光が射し込み、水が流れ、風がわたるように、ライアーの音の雫と共に、ささやかながら少しでもそのことにお役に立てるなら幸いです。
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by makanaluon | 2013-07-08 09:41 | ライアー | Comments(2)

二人のライアー製作者

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いかにも職人さんの風情が漂って来ますよねぇ。昨年の今頃、ティアドロップコンサートライアーの製作者マリー・ライトが我が家に滞在していた時にディスカントライアーの弦を張り替えてくれました。ちなみに彼は、ライアー奏者ジョン・ビリングの大親友です。

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すてきな演奏家、作曲家でもあるので、毎日、彼の弾くライアーの美しい調べが我が家のスペースに広がっていくのはこの上もなく贅沢で幸せでした。「お父様」に抱かれたライアーも嬉しそう。

鎌倉なども堪能した後、「工具の店」に行きたいというのでNaluが案内したら、何と二時間半程そこで過ごしたらしい。もうオーストラリアでは入手できないというカッターナイフをみつけて友人の分まで買って喜んでいました。

ライアーの仲間とのミニコンサートも行い、染めと織りのクラフト工房「ラ・まの」では私も一緒に演奏をさせて頂きました。ここで染めてもらった虹色の布は私のコンサートで活躍してくれています。ステージを綺麗に彩ったり、「虹の環」(CD「Listen to the Wind」に収録)を演奏する時に皆さんにゆらゆら揺らしてもらったり、、、。

掛け替えのない豊かな日々を分かち合い、よく語り、よく笑い、食べ、飲んで、、、。帰国前夜、「いいニュースだ。」と言って部屋から出て来たので何かと思ったら、、、「荷物に日本酒が一本入るスペースができた。」

熱いハグと共に「マカナは私の宝物だよ。」と私にとって「宝物」のような言葉を最後に残してくれて帰国した翌日から私たちは長野へ出発。そして、高山村にある「夢家ふぁーむ」でのコンサートを終えてから、安曇野で行われたアンドレアス・レーマンワークショップへ。

そして出来上がったものがこの二つ。Naluは、堅いけど木目の美しいトネリコの木を彫った。アンドレアスが、星の巡りの中で特別な日に伐採した最後のものらしい。私は、かわいい魚型で彫るには柔らかい桜の木でした。

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既に他の人たちは製作を始めていて、大きなものに挑戦していましたが、私たちはコンサートの後だったので、小さなキンダー用のものにしました。限られた期間でのことなので、今回は元の形は既にドイツで仕上げられているのを私たちは周りを彫って弦を張るという作業でした。

あちこち動き回りながら真摯にサポートしていく彼の姿から職人魂がひしひしと伝わって来ました。皆のうっかりマチガイや失敗に時々困った様子を見せながらも「全員が仕上げて持ち帰る」ことを目的にしていたので、根気よく力を注いでくれました。

あっ、私ももれなく、、ごめんなさーい、弦を切っちゃった。彼は「信じられない、、ライアー奏者なのに、、」と呆れながら新しいのをくれました。実は弦の巻き方がマリー・ライトのと逆なんですよ。

こうして、わずかの期間に二人の素晴らしいライアー製作者に会えた充実の11月でした。
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by makanaluon | 2011-11-12 16:10 | ライアー | Comments(0)

りんご

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昨年コンサートをさせて頂いた「夢家ふぁーむ」のある長野の高山村から見事に真っ赤なりんごが届いた。紅玉と、とてもかわいいアルプス乙女。高山村をドライブした時に、まるでクリスマスツリーのようにりんごがたわわになっている風景に思わず歓声を上げてしまった。

そして今、たった今、この記事をアップする寸前にTVのスイッチを入れた途端、のどかな風景の映像と共に「信州高山村へ、、、リンゴの里」とすごいタイミングで紹介された。リンゴ農家の方の「立体感を描いて剪定をする、、、自分のアレンジも入れながら、、、」という言葉に「音楽と同じだわ。」と深く共感してしまった。

この時にも披露したが、日本でも海外でも大受けする曲が「リンゴ追分」。ライアー仲間にこのことを話すと「えーーっ?」って驚かれるのだけど、、、どーしてかなぁ??

まかな節ではありますが、ライアーのしっとりした余韻によく似合う。ティアドロップコンサートライアーの製作者マリー・ライトが我が家に滞在している時に聴いてもらったら「ライアーにぴったりだ。」と感動してくれた。ヨーロッパでももちろん喜んでもらえるが、ニュージーランドのマオリ族の持つステージで歌った時にスイス人のナディーンが「鳥肌~、、、」と言って感激してたっけ。

今年の夏、岡山では昨年これを歌ったことを知っている人から何と三回もリクエストされたし、四国でも二回歌った。

りんごに止まっている鳥はザルツブルクのイファが「私の家に代々伝わってきたものなんだけど、、、」と言ってくれた。時々、こう言いながら友人たちはそういう類のものをくれるのだが、、、いいのかなぁ、、イファの家の庭にいる小人たちにちょっと聞いてみましょうか。

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何やら草陰でひそひそ相談、、、「くれるんだからいいんじゃないですか?」って。彼らはうちのウィリーのオトモダチ。海を渡ってやって来たいつも機嫌のいいウィリーはコチラ

ずっと欲しいなと思っていたものが一年半もご無沙汰の沖縄の人からさっき突然届いた。ふふふ、今日は良い日。で、リンゴジャムが色よくおいしく仕上がったので、おすそ分けするべく宅急便を作ってセブンイレブンへ行ったら「くじをどうぞ」と言うので引いてみたら「当たりです!アイスです。」ふふふ、今日は良い日。

さて、せっかくだから、雪見だいふくでも食べるとするかっ!ふふふ。
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by makanaluon | 2011-11-06 10:49 | ライアー | Comments(0)

秋には、、、

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秋には、、、トントントン、、、野菜を刻む音が心地いい、、、トントントン、、、にんじん、大根、じゃがいも、かぼちゃも、、、トントントン、、、、。

あるクッキングスクールの先生が「包丁はいかに左手を添えるかが大切、、、。」ということをおっしゃっていた。これって、ライアーも同じ。ピアノやハープは片手だけで和音も抑えられるし、スケールも片手で上がったり下がったりはもちろんできる。ところがライアーの弦は、ピアノで言うと白鍵と黒鍵が二列に並ぶ形になっている。そのために左手の添え方がとても大切で、右手の間に左手をうまく入れていかないとならないのです。でも、弦をはじかないで次の弦に向かって指をすべらすのでそんなに速くは弾けません。残音も長いために音が重なると濁ってしまうので、実は弾いた音を消しながら弾いてゆくという作業までしているのです。ライアーがいかにハープに似ていないかのお話はコチラ

秋にはトントントン、コトコトコト、、スープを煮込みます。調律師のmakotoさんがピアノを調律してくれている音を聴きながら、トントントン、、、コトコトコト、、、。

ピアノの音も気持ちよく整って、、、スープもできたっ!「はい、どうぞ。」「うーむ、懐かしいなあ、、、おふくろが作ってくれたスープによく似ている、、、お代わりください、、。」「はい、どうぞ。」

秋にはトントントン、、、誰かが、、、何かが戸を叩くような音が聞こえる。きっと「思い出」がトントントン、、、。「どうぞ、お入りなさい。秋の旋律を奏でましょう。子守歌はいかが、、、?」

とろろんろん、、、、ロンロンロン、、、、秋にはロンロンロン、、、、おやすみなさい。
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by makanaluon | 2011-10-16 06:26 | ライアー | Comments(2)

ライアーはハープに似ていない

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ライアーはハープに似ていると思った。大きなハープを弾いていた私はどこにでも手軽に運べる楽器が欲しかったのでドイツのゲルトナー工房までディスカントライアーを買いに行ったが、、、、似てると思ったのは大きな誤解だった。ライアーはハープに全然似てないどころか、別物楽器と言ってもいいくらい違うものだった。右脳と左脳がひっくり返るほど、、いやほんとにひっくり返る!

ハープは弦が一列で、フック又は7本のペダルで半音操作をしていく。ライアーの弦はドとファのないペンタトニックスケールのものなど一列のもあるが、一般的なものは半音も含めて二列に並んでいる。

ここまでは、ふーん、そーゆーものかと思えばまだいいが、、、きゃーっ、そ、そーなんだーと汗かいてしまうのは抱える位置が逆!ハープは右肩で支えるので弦を左から見る。ライアーは弦を右から眺める位置で左で支える。これがハープやピアノを弾いてきたものにとっては最初は脳が、どひゃっ、ふにゅーっとひっくり返るハメに陥る。ギターをなさる方、逆に抱えてみることをイメージしてくだされ。

つまり、体に対してピアノやハープはドレミは左から右だが、ライアーは右から左へドレミと進む。鏡に写った反対側の世界なのだ!

ハープとピアノは意外に似ていて同じ楽譜で弾くことも可能だがライアーはそういうわけにはいかない。ハープとピアノは基本的に右手がメロディで左手が伴奏というのをライアーではそれができない。アンサンブルで演奏する場合はパートを分けて弾くのだが、独奏となると右手左手が入り乱れて時にアクロバティックな動きさえすることになる。

さらに、ハープは親指から薬指まで使って小指は使わないが、ライアーは人差し指から小指までで親指は使わない。

ハープは指の第二関節をエイッと思いっきり手の平側へ曲げてはじかないと音は鳴らない。ライアーははじかずに指の腹で次の弦に向かってそっとすべらせるように弾く。

ライアー奏者のジョン・ビリングは元々ギター奏者でもあるので、ちょっとはじいたり、時には親指も使ったりかなり自由な奏法をしているようだが基本的にはハープとライアーはこーーんなにも違うのだ。

今でこそ慣れたが、それでもいまだにピアノやハープの楽譜を見ると何とも言えない妙な感覚にゆらっと揺れることがある。ライアーを始めたばかりの頃、英語にまで、ふと錯覚してしまったこともある。例えば「on the tree??tree the on,,,???」なーんて嗚呼、完全に頭ん中がひっくり返ってしまった。

*皆さんがこのページを興味深く読んでくださっているようなので、もう少しわかりやすくハープとライアーの部分的な写真も載せながらライアーはハープに似ていない(その2)」を詳しく書いたので合わせてご覧ください。
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by makanaluon | 2011-10-01 05:10 | ライアー | Comments(4)

ライアーライアーライアー

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それぞれ違った形と音のライアー90台程が、日本全国から集まって響き合う一年一度のひととき。

窓を伝わる雨粒のように弦に沿って指を滑らせながら雫がぽつんぽつんと放たれてゆく。見えない彼方の響きのふるさとからやってきてた音が静けさの空間に生まれてゆくといのちの流れが呼吸を始める。せせらぎのようにさわやかに、、波のようにたゆたい、、、風のざわめきのように大きく小さく揺れて、、、。

ある時、コンサートにいらしてくださった方が「ライアーって音と音の間で聴かせていく楽器なんですね、、。」としみじみ語ってくれたことを思い出す。

今年は、世界から震災に寄せられたライアー曲も皆で祈りを合わせながら弾いた。その中に私のティアドロップ・コンサートライアーの製作者、マリー・ライトの届けてくれた曲もあったが、彼の温かい人柄を現わす優しい曲だった。

世界から差し出されてくるものに感覚を開いて耳をすませながら新しい季節の光を受け止める。秋の空が高い。
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by makanaluon | 2011-09-19 07:59 | ライアー | Comments(0)

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