カテゴリ:海外&ライアー( 29 )




無事愛媛に帰ったけん♪

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ニュージーランドから無事帰りましたー。こちらはぽかぽかとすっかり春で、庭の桜は満開♪出発前にナルが作った鳥の餌台の様子を窓から網戸越しに撮ったので写真はぼけているけど、こんな風に毎日鳥がやって来て結構長いこと、ここで過ごしていました。私たちがいない間どうしていたか、、また毎日来てくれるかなぁ。

今日早速「はるみ」を買ったナル。「鳥にも分けてあげなきゃね。」「えっ、逆だよ、鳥のために買ったんだ。」えーーっ、そうだったのぉぉ?

マオリの人たちはどこでも温かく心から迎えてくれました。NaluとMakanaの到着を聞いて会いに来てくれた懐かしい人たちもいます。マオリ族なんて聞くと裸に腰みのをつけて槍を持って出て来そうなイメージを持ってしまう人もいるかもですが、文化的な普通の生活で日常は英語です。

マオリの村を周るヨーロッパからのツァーに混ざって、ナルは裏方スタッフでお手伝い、私は随所で演奏という感じなので、昼間はお互い顔を合わせることもなくそれぞれの場所で何かをしているという風でした。

ナルは荷物を運んだり、キッチンに入ったり、皆さんにコーヒーをサービスしたりフルに働いていて、たまたまそこにいれば、デュエットも聴いてもらえることもあったけど、姿も見かけないくらい忙しそうだったのでソロでの演奏が殆どでした。

ナルの皆さんへのおもてなしぶりは大好評。私は演奏して歌って、踊って踊って、、。ある村で、杖を二本持った風格あるマオリの男性が「演奏している時に蝶の精霊が舞っていた、、」と話してくれたけど、踊っている時にも「蝶のようだ、、」と散々言われるほどにひらひらしちゃいましたぁ。

今回初めての試みで、今までスピリチュアルカウンセラーとして長いことやって来た、言葉を伝えていく「スピリチュアルセッション」と「ライアーサウンド」を組み合わせた「サウンドヒーリング」のような個人セッションもやってみることにしたら、あっと言う間に凄い人数の申込みがあってびっくり!言葉と音を組み合わせる、、と言うより、言葉に詰まると音楽で繋ぐ、、という感じだったかも。

ふふふ、「古代の語り手」のようだと言われました。中世の吟遊詩人じゃなくて、「古代」を強調されたけど、宮殿とかで小さいハープを片手にちょっと占いめいたことを喋る、、、あんな感じだったらしい。その人の内側にチューニングしながら「見えてきたこと」や「感じたこと」を語っていくのだけど、いずれにせよ皆さんに喜んでもえらえたし私にとっても新鮮な体験でした。

えっ、日本でも??そうねぇ、日本では「言葉のセッション」と「演奏」ははっきり分けてやってきたけど、うーん、どうでしょうねぇ、、日本語に詰まることはないわけだし、、、かえってちょっと照れるかも。流暢ではなく、ぽつぽつ英語を喋り、、ぽろ~んぽろ~ん、、ぽつぽつ、、、ぽろ~ん、、のテンポと流れがたまたま何とな~くよかったのでしょうねぇ。

豊かで美しい自然をたっぷり味わいながら今回もたくさんの交流と共に深い味わいの旅をすることができて感謝した。

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さて、出発前にナルはこんな巣箱も作ったけど鳥たちは活用してくれるかなぁ??

ニュージーランドでもたくさんの鳥たちに会いました。旅のお話はまた写真と共に少しづつ、、、。ああ、それにしても、関空は遠い、、、遠かったぁ、、。
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by makanaluon | 2013-03-09 12:00 | 海外&ライアー | Comments(8)

マオリの建物

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つい先日、TVの「世界遺産」でニュージーランドのマオリ族について放映していた。「Makana、私たちはとても音楽を愛する民族なの。だからライアーを持って来てね。」とマオリのシャーマンに言われて以来、各地のマオリの村をライアーと共にたびたび訪れて来た。

村には必ず、彫刻のほどこされたマラエと呼ばれる建物がある。これは北島のワンガヌイのマラエだ。美しいワンガヌイ川ではカヌーに乗った。Naluは夜明け前から、細くて長いカヌー二つを結びつけるかなりハードな作業を手伝った。昨年、高知の仁淀川でカヤックを楽しんだ時の風景はどことなくワンガヌイに似ていた。しかしカヌーは単なる遊びではない。カヌーの先端に聖なるシダの葉を付けて、まず祈り、チャントをしてから漕ぎ出だす。川を進みながらマラエの近くを通り過ぎる時もチャントを唱える。「私たちの聖なる川だからね、川のそばでは決して用足しないで上の方にあるトイレでね。」とのこと。

マラエはセレモニーや集会のために使われているが、訪れるたびにそこに泊めてもらっている。マラエの中へ入れてもらうためには儀式が行われる。招く側のリーダー的存在の女性がチャントで呼びかけて客を招き入れる。一回目は「あなたはどこから来ましたか?」、二回目は「先祖や過去に亡くなった人たちを思い出すように」、三回目は「どうぞお入りなさい」というようなことがマオリ語のチャントで行われていく。二回目の過去に向かっての呼びかけの時は、しばしばむせび泣きの声が広がる。そして招かれる側のリーダーもそれらのチャントに呼応していく。このチャントは何度聞いても胸に迫るものがあって涙が自然にあふれるほどだ。

男性たちには女性を守るために一番後ろに控えながら、一団となって一歩づつ前へと歩み寄って行く。この儀式の時は、マオリの人たちの多くは黒の正装をする。私たちは左程の正装でなくとも少なくとも布を肩にかけたり腰に巻いたりなどは必要だ。

招く側、招かれる側に分かれて向かい合い、代表者たちが言葉を投げかけ合う。日常は英語だが、チャントはもちろんのこと、儀式のやりとりはマオリ語だ。何を言っているのかはわからなくても、思いのこもったやりとりが心に響いてくる。「MakanaとNaluが又来てくれて嬉しい、、」と語られていたと後で聞いたこともある。このひとときの中で歌を披露することもある。

その後、招く側が並んで立っている所に行って、一人づつに額と鼻をつけるマオリ独特の挨拶をし合う。これらが滞りなく終わるといよいよマラエの中に入れてもらえる。しかし、先祖と交流する神聖な場所なので食べ物、飲み物は入れてはならない。

儀式がすんだ後は家族のように受け入れてもらえて、ここで歓談をしたり、時にはライアーを奏でさせてもらいながら、夜はマットレス一枚と枕が置かれた所に寝袋で休む。この時も男性は女性を守るために部屋の四隅に位置する。

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天井はこのように美しく施されている。「先祖のからだ」なので真ん中に通った梁は「先祖の背骨」ということらしい。そして、壁にはマオリの大切にしている考え方を元にデザインされて編まれた織物や先祖たちの写真が飾られている。

心からの温かいおもてなし、豊かな素材でたっぷりのおいしい食事にはいつも感動する。そして、お別れの際も又丁寧なひとときが設けられる。マラエに集まり、それぞれが思いを述べたり、歌を歌ったりしながら感謝の気持ちを表して、又一人一人が額と鼻をつけながらの挨拶をする。一緒に旅をしているグループのたった一人が何かの都合で早く去らなければならない時などもそのたった一人のために同じことを行う。Naluと私もしばしば仕事の都合で早く帰国しなければならなかったが、その時は私たちのためだけにそれを行ってくれたものだった。一人一人が私たちへ言葉をおくってくれる。そして私たちもそれに応えたり、歌やライアーを披露する。これは実に時間のかかることでもあるが、時に真夜中までかかることがあっても決して手抜きはしない。

各地の村へと移動するたびに省略されることなく、これらの儀式はいちいち行われれていくのである。きちっと出会うこと、真実味のある交流、ちゃんとした別れがいかに大切かを訪れるたびに実感する。

いつもお世話になっているマオリの人たちが四国を訪れたいと言ってくれているのだが、、、。もしそれが実現したら、、、皆さん鼻をつけてご挨拶してくださいね。
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by makanaluon | 2012-07-25 06:56 | 海外&ライアー | Comments(0)

ポピー

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Tall Poppies」は弾き語りの曲としてライアーで初めて作曲したものだ。

その年、夏にはドイツのゲルトナー工房にライアーを買いに行くことを決めていた。毎年ヨーロッパに行っているマオリシャーマンのワイとは前年はオランダで会ったが、その年はライアーを買った後、ミュンヘン郊外で友人ダニエラの企画するワークショップで会う約束をしていた。

出発の少し前にワイの妹さんが他界したことを知った。画家であった妹さんが描いたポピーの絵に、ワイが「Tall Poppies」という詩を書いていることを彼女のHPでみつけたので、ワイと妹さんに捧げようと、行く前に作曲を試みた。何しろ出発前には当然ライアーは手元にないのでピアノで作曲をしてコードを記しておくだけにとどめた。

さてコンスタンツのゲルトナー工房で、初めて自分のライアーを入手してゲルトナーの娘さんと音楽家のヘルビクさんにほんの少しだけライアーの初歩のレッスンをして頂いた後、ミュンヘンへと旅を続けた。

それからたった5日後に初めてのライアーの弾き語りを皆さんの前で披露するなどというのはかなり無謀でむちゃくちゃなことではあった。人前での演奏はどんな楽器でも暗譜と決めているし、結構長く難解な英語の歌詞も覚えるのはたやすくはない。しかも途中はノイシュヴァンシュタイン城などをのんびりと観光するという行程の中だったが、できるのだろうかという心配もストレスもなく弾いていたのは、「初めての楽器への新鮮なおどろき」の方にわくわくしていたからだろう。

ミュンヘンのワークショップの場で弾いた時には、ワイは涙をたくさん流しながら何度も有難うと伝えてくれた。そしてそれを録音して欲しいと言われたことがきっかけで、その後ニュージーランドへ行った時の思い出を作曲したものと一緒にその曲も収録したのがCD「The Memory of Aotearoa」だ。

その数日後には、いよいよスザンネ・ハインツ先生のレッスンが始まったが、できたてほやほやのその曲に先生も耳を傾けてくださって「マカナの歌声はライアーに合っていますよ。」と言って頂けたことは嬉しかった。

それから8年後の昨年、ニュージーランドでワイの70歳の誕生パーティが行われた時には、久しぶりに「Tall Poppies」を聴いてもらえた。

ちなみにこのポピーはイギリスの友人ジュディスの70歳の誕生パーティに行った時に訪れた植物園でのものだ。日本ほど寿命が長くないという海外では70歳の誕生日はとても大切なのだそうだ。

Tall Poppies」の詩はいのちの循環をうたったものだ。

今、家の周りでいつしか種がこぼれて花をつけた小さなかわいいポピーがそちこちで風に揺れている。
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by makanaluon | 2012-05-14 11:48 | 海外&ライアー | Comments(0)

運河の旅(イギリス)

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春三月、イギリスでラッパ水仙が咲き乱れる頃になると、運河の旅をしたことを思い出す。最初に乗ったのはもう20年程前のことになるが、友人ジュディスが10人乗りの舟を借りて親戚や私たちを招待してくれた。ナロウボートと呼ばれているそれは、確かにその名の通り細長いものだ。実にコンパクトによくできていて、ダイニングのテーブルで食事を囲んだりカードをして遊んだ後、夜はその部分を折りたためばベッドになる。あの時は皆でモノポリーに熱くなった。

この時はバーミンガムの方へと行ったが、チョコレート工場の煉瓦の壁の裏を流れる運河を行くというのも、いかにもイギリス的風情。自転車も積んで行くので時折舟の横を走ることもよし、、そして又自転車を積んでから乗り込む。

その後、この写真の舟をジュディスたちが買ったので再び招待してくれた。これは最初に乗ったものより少し小さ目だが、2DKと言える広さで、シャワーも洗濯も何もかもできる。

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このようなロックを自分たちで廻して開けて水門を開き、水位を合わせながらひたすら進んで行くという旅。もちろん舟の中のダイニングルームでもよいが、舟の横に折りたたみのテーブルと椅子を出して岸辺でランチをするのも心地よい。夜は程よい所に舟を繋いで休む。ただそれだけなのだが、時間の制約のない、その日行ける所まで行くという舟の進行具合任せののどかさ。

この時は、オランダでしばらく過ごしてからイギリスの「どこか」で落ち合うことになっていたが、それが「どこか」はその時にならないとわからないのでどきどきだった。既に出発していたジュディスたちと携帯で連絡を取り合いながら、最終的にはヨーク近くにいるということでそこまで電車で行った。そして合流して、この時はウェールズの方まで行った。

この時、ある街でジュディスやNaluとも離れて一人でぶらりと散歩している時に、たまたまハープの付いたネックレスをみつけて買った店の人が、ハープが置いてある古い館が近くにあるので見たらどうかと教えてくれた。閉館時間までまもなくだったので係の人にハープを見たい気持ちを伝えると出口の方から入ったらすぐに見られると言ってくれて、しかもチケットは買わなくていいとのこと。もう決して弾かれることのないであろう、古い古い、フランス製のグランドハープに胸の奥の何かが揺れながらじっとそれに見入った。きっとわずかの時間だったに違いないが、様々な思いと感情が動いてかなり長い時間であったかのように思えた。

ちょうどその頃、「エオリアンハープ」というとてもハープらしい美しい曲を弾いていたのだが、まさにそういうものもあった。ただの長方形の箱に弦が張ってあるだけなのだが、窓辺に置くと風が奏でてくれるというものだ。

ふと、こんなことを思い出した。伊勢神宮の外宮の近くで皆で円座になって座り、あるセレモニーをしたことがある。ライアーは草原に置いておいた。私は皆へ向かって言葉を発していて気づかなかったのだが、風が通った時にライアーが鳴ったという。これこそまさにエオリアンハープだ。

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ジュディスたちは思う存分、あちこち運河の旅を堪能した後、舟を売って今はこのヨットの旅を楽しんでいる。前回行った時に、私たちも静かな朝の気配の中でのセーリングを楽しんだ。これも何人かは泊まれるスペースがある。70歳過ぎたジョンだが、てきぱきと作業をこなす姿は実に若々しくかっこいい!
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by makanaluon | 2012-03-22 08:16 | 海外&ライアー | Comments(0)

ギフト

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マオリの友人たちがくれたギフトをモビールのようにしてみた。彼らからのギフトは以前にアップした大きなマオリの笛のようなものは特別だが、殆どは自然界にあるものをその時々のタイミングで差し出してくれる。下げてある物をぶらさげてあるのは流木。「これはいいよ。」と独特の感覚でみつけながら海岸で拾って渡してくれた。確かに、形、カーブなどが絶妙だ。貝殻、羽、石、、、自然界のそれぞれの物に宿っているスピリットと交流しながら日々を送っている。渦巻き模様はエネルギーの流れのシンボルとして、マオリのデザインにもよく使われているが、この形のものを浜辺でみつけた9歳の少女レアが「これはマオリのシンボルだから旅の守護として持って帰るといいわ。」と言ってくれた。一番右の赤い物は、ツイというビールの蓋。ニュージーランドにしかいないツイという鳥の絵が描いてある。

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このカヌーはレアが作ってくれた。モビールはCD「The Memory of Aotearoa」のジャケットに、カヌーはディスクに載せた。Aotearoaはニュージーランドのことを表すマオリ語で、白く長くたなびく雲という意味だが、この島の空には実際そういう雲が浮かんでいるのは地形のせいか?

ギフトのことをマオリ語でKOHAという。コハは単なるギフトとより、もう少し深い意味があるようだ。うまく訳せないのだが、説明してくれたことを要約すると「私たちの背後の宇宙の源にある豊かさを受け取って、それを通して何かを手渡すと又それが宇宙の源の豊かさにかえっていくという循環になる、、、そして、誰かに親切にしてもらった時にそれをその人にお返しするばかりでなく、又誰か他の人に手渡すように親切にしていくとそれが循環して巡っていく、、」というようなことらしい。

How much is it?というやりとりは個人的な関係の中では見られない。何かを差し出してもらったら、何かをコハとしてお返しする。物でも何でも気持ちを表せばよい。「基準などない。」ときっぱり言う。今はお金が包まれることもあるが、もちろんむきだしではなく、彼らの編む小さな籠の中に入れたりしながら、そっとさりげなくなされていく。

籠は聖なる植物を使って様々な形に編んでいくのだが、時にはライアーを演奏したお礼に籠を頂くこともしばしばある。
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by makanaluon | 2012-02-18 07:30 | 海外&ライアー | Comments(0)

お国の音色

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世界各地で色々なピアノに出会って来た。これはイギリスの友人宅のグランドピアノ。何て綺麗な水色なんでしょう。うまく説明できないが「イギリスの音」がする。かわいいフローラとの連弾風景。それを見ているのはお姉さんのスカーレット。

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フローラ、スカーレットといとこたちがグランマの誕生日にやって来た手回しオルガンに向かって歩いている。私も、この庭でライアーを演奏した。

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これは私のフランス製のピアノだ。やはりうまく説明できないが「フランスの音」がする。そして、この薔薇は「ピアノという名の薔薇

ヨーロッパでは、美しい彫刻がなされ、燭台が付いている年代ものをよく見かけた。「弾いていいですか?」と聞くと、答えは決まって「もちろんどうぞ。でも長いこと調律していませんよ。」

胸をときめかせながらそっと指を触れてみる。所々、かすれたり、はずれたりの音がありながらも次第にこちらの気持ちに応えてくれるかのように音がうごめき始める。そのうちに、多少のことは気にならなくなってそのピアノの「うた」が聴こえ始める。この感覚は、しばらくぶりに以前に弾いた曲を弾き直してみる時の感じにも似ている。初めはたどたどしいが、少しづつ少しづつ思いだして行くうちに、メロデイがボディを持ち始め、まさに血が通い、いのちの流れが再び巡るのだ。曲が蘇って行く時のたまらない快感は言うまでもない。
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by makanaluon | 2012-02-01 11:31 | 海外&ライアー | Comments(0)

マオリの楽器

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Naluの吹いているのはマオリの楽器です。年明け早々にアップした「新年の謎々」の答えは「譜面台」でしたが、それがハープの横にある姿もたまたまご覧頂けますね。この写真もですが、やはり竹浪明さんが撮影してくれたディジュリドゥを吹いている写真はコチラ。見た目は似ていますが、ユーカリで出来たディジュリドゥは重いのでこんな風に持ち上がりません。Nalu所有のディジュリドゥと共にこの楽器の先端をアップしている写真は竹浪さんのブログのコチラ

ニュージーランドの北島にあるロトルアの街を歩いていた時に、マオリの楽器が展示されているのをNaluがじーーっと見つめているとマオリ族で、彫刻家のチャーリーが「もし欲しいなら僕が作ってあげよう。」といとも気軽に言ってくれました。

それから一年後の昨年、再びニュージーランドを訪れることになった際に「チャーリー、覚えているかなぁ、、、本当に作ってくれるんだろうか、、。」と話していたのですが、チャーリーは忘れてなんかいませんでした。「日本の地を癒すことに使って欲しい。」とソレを差し出してくれました。そう、私たちは昨年の三月、震災の時にはニュージーランドにいたのでした。

恐竜の時代から生存していて、頭の上に第三の目を持つとされるタウタラというニュージーランドのトカゲを模した形に仕上げてくれました。ふーーっと吹くとまるでタウタラが鳴いているかのような音、、、声です。

こんなこともありました。Naluが小さなマオリの笛のことを、マオリの若者ヘイドゥンに聞くと、彼はそこにあった木に飛びついて枝を折るとすぐに作り始めてくれたのでした。マオリは彫刻と共に「編む」文化を持つので、出来上がった小さな笛を見た、あるマオリの村の女性が、笛を首から下げられるようにと紐を編んでくれました。

いつも真っ直ぐに具体的な行為を持って真実味を示してくれるマオリの人たちは、ライアーの演奏も各地で楽しみに待っていてくれて温かく歓迎してくれます。

チャーリーもヘイドゥンも一緒に旅をしながらマオリの歴史や文化について色々語ってくれます。通常は英語なので誰しもマオリ語を話すわけではないのですが、あるセレモニーでヘイドゥンが会場の人たちに挨拶をする時にマオリ語で「マカナとナルが又来てくれて嬉しいし懐かしい、、、」と語ってくれたと後で聞かされました。一緒に過ごした思い出がたくさんあります。

音楽の大好きなヘイドゥンが私がライアーで歌う「マオリの子守歌」を彼のケータイに録音したのはもう8年前のこと。その翌年、Naluと一緒に歌った「ふるさと」にも感激してくれました。その時は日本からの大学生を大勢迎える日だったのですが、私たちはマオリサイドにいて学生たちを歓迎するよう言われました。私たちは日本人なのに、なぜマオリ側にと思うかもしれませんが、「招く側」と「招かれる側」が最初はくっきりと区別されるのです。Naluの風貌はマオリで通ってしまいますけどねぇ。

マオリのお話は徐々に綴って行きたいと思います。
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by makanaluon | 2012-01-19 08:01 | 海外&ライアー | Comments(0)

オルガン

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ウィーンの聖堂のパイプオルガンとイギリスの手回しオルガンの中です。

パイプオルガンは、いずれも荘厳な佇まいだが、渋く重厚なもの、シンプルな清らかさのあるものなど様々だ。このオルガンはきらびやかな華やかさがある。かつてイギリスで、パイプオルガンのある位置まで行かせてもらったことがあるが、最後の木の階段を昇りながら、まるで天国への階段の入り口のように思えたし、太いパイプを通して「神の息」を受け止めて呼吸していくように、演奏家はわざわざ高い所に昇る必要もあるのかもしれないと感じられた。

手回しオルガンは友人ジュディスの誕生日パーティに二台やって来て雰囲気を盛り上げていた。全形はコチラ

その昔、ある日我が家にオルガンが届いた。当時小学校にもあったかわいらしい箱型の物よりずっと大きかったが、足踏みオルガンであることには変わりない。ちょうどグランドピアノの前方だけを切り取ったような形で足元はあいていて、蓋も開けてつっかえ棒で立てることができるしゃれたデザインだった。ピアノにとって代わるまでこれを壊れるまで弾いて弾いて弾きまくった。

ピアノを習うものにとって足踏みオルガンは練習の時に代用品となっていたが、今思うとタッチも何もかも違うのに、皆よく弾いていたものだ。空気を送らないと鳴らないので「ふいごの風さえ息をもつ~が~ず♪」という具合に足を動かす。速い曲になると、幼い私は感情と曲想に載せて夢中になって足を動かし続けていった。それは本来オルガンを奏するあり方とは違うであろうが、その時に得られる楽器との一体感は不思議な快感だったことを思い出す。鍵盤が足りなくなると左右の端を叩きながら弾いていくが何ら問題を感じたことがない程に集中していた。

その後私は電子オルガンも弾くようになったが、右足を踏み込んで行くのは強弱をつけて表情を豊かにしたり、時にはリズムの切れ味を出すためであって「音を鳴らすため」のふいごでないことは言うまでもない。
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by makanaluon | 2011-09-16 05:09 | 海外&ライアー | Comments(0)

シュニッツェル&プレッツェル

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グローバー・ピアノ教本の中に「ウィナー・シュニッツェル」という曲がある。ウィーン風カツレツのことだ。そりゃもちろん「カツレツソング」や「唐揚げ讃歌」があってもいいが、ピアノの練習曲として突然カツレツが出てくると、何だか妙な感じがした。

その後、ドイツやオーストリアでシュニッツエルなるものをあちこちで味わうが、日本のカツレツよりも薄くてぴろ~んと皿いっぱいに大きく、衣もサクッではない。ザルツブルクの友人イファのママが作ってくれたシュニッツェルは「一口カツ盛り合わせ」という感じで食べやすくおいしかったなぁ。「肉をよく叩いて作るのよ。」と言ってた。

Naluはパンが大好きで「世界中のパンを食べてみたい」とシンケンに言う。ある時、「世界のパンの歌」を作って欲しいと言うので即興的に作ってみた。パンの名前と国名を自由に入れ替えるだけの簡単な歌だ。

「世界のパンが食べた~い~な♪」の後、例えば「イギリスへ行って食べたいな♪イギリスのパンはホットクロスバンズ♪ホット、ホット、ホットクロスバンズ♪」という風に、フランスでクロワッサン、ロシアでピロシキ、インドでナン、、、などと続く。そしてドイツ、オーストリアではこんな結び目のあるプレッツェル。私はソフトプレッツェルが好きだ。座って食べるのじゃなくて、焼きたてを朝市とかで買って歩きながらほおばるのが楽しい。日本なら「あん、あん、あ~んぱん♪」でいい??

ちなみにこの歌、ライアーにはぜ~んぜん合わないし私は歌ったことはないが、ある図書館での「パンのおはなし」の読み聞かせの時に歌われたことはある。
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by makanaluon | 2011-09-13 06:40 | 海外&ライアー | Comments(0)

小さなハープ

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ウィーンのハーピスト、ユディットの所に行ってサルヴィのハープを弾かせてもらったり、ライアーを分かち合ったりのひと時の後、生徒たちへのレッスンをしに出かける彼女を見送ると、車の中にこんなかわいいハープがあった。ライアーのように膝に載せて弾く小さいハープではなくてペダルがちゃんと付いている。

日本では、体が小さいうちはアイリッシュハープのようにフックで半音操作をするものを弾いていて、大きくなったらペダルハープに移行するのが一般的だ。左手でフックを動かしながらの半音操作と7本のペダルを両足で上げ下げしながら半音を作っていくのは全く違うことなので、いずれ大きいのを弾くつもりならば最初からペダル操作に慣れておくに越したことはないのでそのためにはこの小さいハープは最適だ。と言っても、日本の環境の中で幼い時からくっきり将来を決めることのできる人は稀かもしれない。

ユディットは昨年9月にオペラの一団と共に日本にやって来たので鑑賞に行ったが、その後3.11の時にそのホールの吊り天井が落ちて壊滅したことを知ったのはあまりにも悲しい衝撃だった。たった一台のユディットのハープの音色もクリアーによく響くホールだった。その建物の小さな部屋はライアーの集まりでも時々利用したが、やはりとても心地よく音が広がるスペースだった。音響のよさを世界にも誇っていたし、耐震構造の比較的新しいホールだったので大変残念なことであったが、その時誰もいなかったのは不幸中の幸いだった。

ユディットを見送った後、バロックホールでのライアーコンサートを企画してくれたヴァイオリニストのテリサとウィーンのこんな裏道を歩くうちに夜は更けていった。
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by makanaluon | 2011-09-09 05:28 | 海外&ライアー | Comments(2)

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