ライアーとの出会いの日

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このふしぎな形のライアーはディスカントライアーと言います。ティアドロップコンサートライアーより小さくて重さも半分くらいですが、49弦もあるので弦はとても細く、弦と弦の間隔も狭いです。

それまで、グランドハープ、ピアノ、ハモンドオルガンと大きな物ばかり弾いていたので、「一緒に旅ができる楽器」が憧れでした。そこでハープに似ていると思えた(これは大きな誤解だと後で知ることになる)ライアーをドイツへ注文して買いに行くことを決めました。

その年、とりわけ暑かったヨーロッパの夏、フランクフルトから友人の車で一気にボーデン湖のほとり、コンスタンツへ。アウトバーンをきゃーっ、最高時速160キロ!

ゲルトナー工房に並べてあるライアーを眺めると、ひっそりと渋いライアーに目が止まりました。私が注文していたのはゴールデンのディスカントライアーだったし、私が惹かれてしまった渋いのは、長いこと誰にも買われることがなかった物なので、ゲルトナーさんはあわてて、いや全然あわてないで、職人気質よろしくゆっくりゆ~~っくり丁寧に調弦してくれました。手にすると、まるで弦が指に吸い付いてくるような感触と、繊細で伸びのある音に魅了されてそれを買うことにしました。ゴールデン嬢、心変わりをゆるしてね、あなたも美しく光っていたのに。

「ライアーの生まれる場所」を見てみたいとお願いして作業所を案内して頂きました。やがて息を吹き込まれるのを待つライアーたちが「その時」を待っていました。

ゲルトナーさんの娘クリスティーネさんが最初のレッスンをしてくれました。「即興をやります。」「(わ、わたし、ほんの30分前に買ったばかり、、)」と思いながらも、芽が出て花が咲いていく様子、ヨットが海で、、などのテーマに沿って、、、イメージを広げながら音を探ってみると、思ったよりも楽しく音が自然に流れていきました。

次のレッスン、ヘルビクさんの家へ向かうと、奥様のマリアさんと心地よいリビングでクッキーとお茶で温かく迎えてくれました。クラシックがご専門なのでベートーヴェン、モーツァルト、バッハの楽譜を目の前にして、「(わ、わたし、ほんの数時間前に買ったばかり、、)」と思いつつもリズムに乗ってナントカカントカドーニカコーニカ、、、。

さて、いよいよミュンヘンへ。(続く)
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by makanaluon | 2011-05-19 17:15 | 海外&ライアー | Comments(4)
Commented by なおみ at 2011-05-20 23:06 x
何時でも何処でも何でもナントカカントカドーニカコーニカなってまう所がさすがっ!のるおんさんであります。このライアーやっぱり素敵なフォームと色やね。また聴かせてね♪
Commented by makanaluon at 2011-05-21 06:32
ふふふっ、さすがっ!って言われるのだーい好きっ!ドーニカコーニカのためのヘルプも一杯ありがとね。
Commented by manabe at 2012-09-12 19:50 x
今更だけど。まかな瑠音さんの名前、まかなが姓で瑠音が名前?中古のライアーってどれくらいであるのかなあ~。引いてみたくなった。
Commented by makanaluon at 2012-09-13 06:52
manabeさん 実はわけあって両方共名前なんです。そのうちまかなの由来が出てくるページがあるはず。ライアーは中古でも結構高いです。でも今度弦に触れてみてください。

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